怪我した犬がいる!心配した発見者が救助団体に通報するも実際はトラだった(ただしぬいぐるみ)
Humane Society of the Pikes Peak Region/Facebook

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 アメリカ・コロラド州で「怪我をした犬が動けずに道路脇にいる」と、パニックになった通報者からの緊急通報を受け、動物保護団体のスタッフが現場に急行した。

 しかし、現場で発見されたのは犬ではなく、トラだった。

だが安心して欲しい。トラといってもぬいぐるみのトラだ。

 無駄足に終わったスタッフだが、負傷した動物がいなかったことで、ほっと胸をなでおろしたという

道路脇で犬が倒れている!心やさしい発見者からの通報

 2025年5月25日、アメリカ・コロラド州の動物保護団体「パイクスピーク地域ヒューメイン・ソサエティ」がFacebookに投稿した内容によると、それは1本の電話から始まったという。

 通報者はパニック状態で、「道路脇に白黒の犬が倒れている。全く動いてない。かなり傷ついているかもしれない!」と知らせてきた。

 通報を受けた同団体は、現場の状況を確認するため、動物保護担当スタッフのジョーンズさんを急行させた。

犬ではなくトラだった!?

 ジョーンズさんが現場に到着するとそこには確かに動物のようなものがいた。だがよく見ると犬ではない。なんとトラだったのだ。しかもホワイトタイガー?

 白い体に黒い模様が入ったそのトラは動物園から逃げ出してきたわけではない。ぬいぐるみだったのだ。

 このトラは、遊園地やお祭りのゲームで景品としてもらえるような、やや大きめのぬいぐるみだった。誰かが不要になったものを道路脇に捨てたか、落としてしまったものを、通りかかった発見者が動物と勘違いしてしまったようだ。

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トラは無事「保護」され、動物用ケージへ収容される

 「たとえこの動物がポリエステル製であっても、危険な状況に放置するわけにはいかない」と判断したジョーンズさん、トラのぬいぐるみを拾い上げ、自分のトラックの動物用ケージに収容した。

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 この投稿を見たネットユーザーたちからは笑いや冗談を交えた反応が次々と寄せられた。

・ぜひそのトラを飼いたいんだけど、特別な飼育環境が必要?
・ホワイトタイガーだね。1万頭に1頭くらいの割合じゃない?よくアメリカにいたもんだ。
・ナイスレスキュー!保護施設で友達ができるといいね
・自分もカメだと思って道路の真ん中にあったおもちゃの手榴弾を助けようとしたことがあるよ
・真夜中に弱って倒れたジャーマンシェパードを車に乗せようとしたら、実はコヨーテだったことがある

 保護団体は、「ホワイトタイガーを救助したジョーンズ氏に表彰状を与えたいです」と締めくくった。

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