
中国で人気ファストフードチェーン「德克士(ディコス)[https://www.dicos.com.cn/wap/index.html]」が、2025年4月末に発売した新商品「黑金藤椒脆皮小酥肉(ブラックゴールドペッパークリスピーポーク)[https://www.dicos.com.cn/wap/product/shouqiangtuidamanzu/3027.html]」が、見た目のインパクトで話題を呼んでいる。
この商品は、黒く焦げたような外観と、特異な形状が特徴で、SNS上では「まるで便便(うんちっち)」と揶揄され、数多くのジョークが飛び交っている状態だ。
見た目のインパクトが話題のクリスピーポーク
こちらがその話題のクリスピーポーク「黑金藤椒脆皮小酥肉」だ。どっかでひろってきたうんちっちのように見えるが、豚肉の揚げ物である。
特製の「黑金(ブラックゴールド)」コーティングを施し、高温で揚げることで黒く仕上げられているという。
この黒いコーティングには、深海に棲むイカの墨と黒米が使用されており、独自の「高温瞬間バターコーティング」技術によって、揚げるとすぐに黒くなるそうだ。
しかし、その見た目が「焦げすぎ」「うんちっちみたい」と話題になり、SNS上では「食欲が失せる」「犬の散歩中に見かけるアレみたい」といったコメントが寄せられている。
見た目はアレだが美味しいよ?
見た目のインパクトが強烈なせいかSNSではこの商品の見た目に対する様々な反応が飛び交っている。
こんなに美しいうんちっちは出せないよ
まあ、ちょっと乾燥してるね、水分をもっと摂った方がいいよ
トイレに行って作ってきてあげようか?
見た目のインパクトとは裏腹に、味に関してはなんと今のところ意外と好評のようだ。ディコスの広報担当者は次のように述べている。
味と品質が最も重要です。現在のところ、「黑金藤椒脆皮小酥肉」に関して否定的なフィードバックは受けていません
実際に試食した人々からは、「カリカリとした食感とピリッとした味わいが美味しい」といった声が上がっているらしい。
ディコスは過去にも黒いヤツを作ってた
実はディコスは、過去にもユニークな商品を展開してきた。例えば下は2023年の限定メニュー、「脆皮炸鸡3.0版本(クリスピーフライドチキン3.0)」と銘打ったフライドチキンバージョンだ。
黒とゴールドへのこだわりがすごいけど、こちらはまだうんちっちの境地には至っていなかったな。
ディコスでは2015年以来、「クリスピーデー」というものを設け、メニューにクリスピーな商品を追加し続けてきたという。
もちろん、キワモノ以外の通常メニューも扱っている。うんちっちの入ったセットメニューはこんな感じだ。
他にもラップサンドとかライスバーガー、ご飯ものの中国料理に冷たいデザートなんかも充実していて、意外とメニューは豊富な感じ。ご飯ものがあるあたりが、アジアのファストフードだね。
そしてこちらは今も食べられるっぽい、「黑金藤椒脆皮鸡腿(黒コショウクリスピーチキンレッグ)。
うんちっちに勝てるメニュー求む
競争の激しいファストフード業界では、ディコスに限らず、奇抜な商品を展開しているところも多い。
昔、バーガーキング・ジャパンは黒や赤のハンバーガーを発売して話題となったし、タイのバーガーキングはさらに極めて、ピンクのバーガーをリリースしてた。
探せばもっとすごいのがあると思うけど、今回のうんちっちに勝てるインパクトのあるメニューはなかなかなさそう。何かあったら教えてほしい。
うんちっちなクリスピーポークは、一応季節メニューらしいんだけど、いつまで店頭にあるのかな。
いま中国にいる人、これから仕事や旅行で行く人がいたら、ぜひチャレンジしてきて味レポをしてくれたら嬉しいんだぜ。
References: 德克士新品撞脸“便便”,网友笑疯:这是加长版便饭?[https://www.sohu.com/a/896014398_121124374]
本記事は、海外の情報を基に、日本の読者向けにわかりやすく編集しています。