
香箱座りはもちろんのこと、人間の足元にスリスリしたり、尻尾の付け根をポンポンされるとピーンと尻尾を立てたり、猫用の狭いベッドに寝たり、中に猫が入っているとしか思えない犬がいる。
実はこの犬、小さな頃にこの家に来てからずっと愛情あふれる猫たちに育てられていたのだという。
家には他に犬もいるのだが、自分は完全に猫だと思っているようだ。というか中身は本当に猫なのかもしれない。
中身は猫?仕草が完全に猫化した犬
これまで、様々な猫に育てられたシリーズを紹介してきたが、ピットプルミックスのオス、オピーの場合、完全に猫化が完了したようで、もはや中身は猫なんじゃないのというくらい猫っぽい仕草や表情を見せる。
香箱座りは完璧だし、飼い主の足元に頭を押し付けスリスリと猫のようにこすりつけてくる。
さらには猫の尻尾の付け根の部分をポンポンと叩くとお尻を上げて尻尾をピーン。この場所は猫のシークレットゾーンで、一部の猫はここを撫でられたり、ポンポンされると気持ちよさそうにする。(ただし苦手な猫もいる)
さらには猫はよく、自分の前足を舐めて顔を洗うのだが、その仕草すら再現しようとするのだ。
まだ小さかったオピーがこの家にやってきた当初、猫たちが愛情をこめて彼を育てていたようだ。
そのために、他に犬もいるのだが、自分は猫グループに属していると思い込んでいるようだ。
もちろん寝る場所も、猫用のベッドに入り込むことが多い。猫が狭い場所を好むように、オピーもそうなっちゃったのだ。
さらには日向ぼっこも大好きだというから、やはり犬というより、外見は犬だけど中身は完全に猫だね。
猫パンチも習得したのかどうかはわからないが、仲間の犬との接し方もなんだか猫っぽい。
トイレも猫砂でやってたりしたら完璧なのだが、その辺はちょっとよくわからない。
オピーはもはや猫派と犬派の垣根を取っ払い、両方を満足させることができる新たな生き物と進化したかのようだ。
猫に育てられた犬、犬に育てられた猫は、犬猫両方の良さを兼ねそろえているわけで、犬と猫を一緒に飼っているご家庭が増えると、どんどん増えるかもしれない。それはそれでとても楽しみだ。