ボーダーコリー、動物病院のドアの前で釘づけ。鋭い目線で凝視していたものとは?
@kelsieg23

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 動物病院に連れてこられたボーダーコリーがドアの前に座り、何かをガン見している。激しいにらみ合いが勃発したようだ。

 いったいそんな高い場所に何がいたというのだろう?

 微動だにせず、激しく見つめる視線の先にあるものの正体はこの後すぐ!

ボーダーコリーがドアの上に視線を合わせロックオン

 美しい青い目を持つボーダーコリーが鋭い目線でずっと何かを見つめている。ここはアメリカの動物病院で見ているのはドアの上の部分だ。

 まばたきするのも忘れるぐらいずっとそこを見ている。

 途中で片脚を上げ始めたがそれでもそこから目を離すことをやめない。

 この犬はいったい何をみつめているというのだろう?

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 その視線の先にあったのは、なんと紙で作った黒猫が貼られたものだ。

 ボーダーコリーは猫がこちらを見つめていると思い、にらみ合いを始めたのだ。

 目をそらした方が負けというマイルールがあったのかもしれない。

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 この動画を投稿した飼い主のケルシーさん(@kelsieg23)は、「この子のボーダー・コリー・ステア(にらみ)は本当にすごい」とコメントしている。

 「ボーダー・コリー・ステア」とは、ボーダー・コリーが家畜を制御する際に使う、相手をじっと睨みつけるような鋭い視線のことだ。

 コメント欄では「紙の猫の方が先に目を逸らすレベル」「あのレーザービームみたいな目!」などといった反応が相次いだ。

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ボーダーコリーの本能か?

 牧羊犬としての歴史が長いボーダー・コリーは、犬の中でも特に知能が高く、視覚が鋭いことで知られている。

 人間の視力に換算すると0.3~0.5程度とされているが、動体視力に優れ、遠くの動く対象に反応しやすい特性を持つ。また、周辺視野が広いため、些細な動きにも敏感だ。

 こうした視覚的能力は、彼らの仕事である牧羊の現場で進化してきた。

 ボーダー・コリーはイギリス北部のスコットランドやウェールズなどの山岳地帯で、羊の群れを誘導するために人間と連携して働いてきた歴史がある。

 視線ひとつで羊を動かす技術が求められるため、「にらみ(ステア)」は重要な道具となっていた。

 この犬が紙の黒猫にここまで真剣になったのも、そうした本能の延長線上にあると考えられる。

 たとえニセモノの猫でも、姿がある以上「何かがそこにいる」と認識し、動かない相手に対して最大限の集中力を向けるのだ。

本物の猫にもにらみをきかせていた

 ケルシーさんは後日、このボーダーコリーが一緒に飼っている猫にも同じように視線ロックオンを発動している動画を投稿した。

 こちらの猫も、紙の猫同様負けてない。同じようにガン見し続けている。

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 ボーダー・コリーは動くもの、動かないもの問わず極度の集中を見せるようだ。特に新しいものや予測不能なもの、興味を持ったものに対しては、視線のレーザービームを送るようだね。

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