
アメリカの消防署で勤務中だった消防士は外で休憩をしていた。何気なく振り返ると、そこには1匹の黒い子猫がいた。
子猫は誰かが見つけてくれるのを待っていたようで、まっすぐ彼のもとに歩み寄ると、足元にスリスリ。
休憩中に近くを探してみたが親猫や他の子猫の気配はない。どうやら誰かがこの子猫を消防署の外に置いていったようだ。
消防士はその子猫にひと目で心を奪われ、家に連れ帰ると家族の一員として迎え入れた。
消防士が休憩中に出会った1匹の黒い子猫
消防士のトッド・Bさんは、休憩時間で消防署の外に出ていた時、思いがけない出会いがあった。黒くてふわふわした小さな生き物が目の前に現れたのだ。
その子猫はトッドさんを見つけると、まっすぐに彼のもとへ歩いてきて、足元にすり寄ってきた。
子猫は健康に見え、体調も良さそうだ。ただ、誰かに引き取ってもらう必要があっただけなのだ。
「誰かが彼女をここに置いていったようだ」とトッドさんはTikTokに投稿している。信じられないくらい人懐っこい子猫なのだ。
勤務中は署内で一緒に過ごし、家に連れ帰った消防士
勤務が終わるまでの間、子猫は消防署内でトッドさんと一緒に過ごした。そして勤務が終わると、彼は自宅へ連れていくことに。
子猫はメスで「ターボ・アッシュ」という名前が付けられた。
家に着くとすぐに元気に動き回り、まるでずっとそこに住んでいたかのように新しい環境にすぐなじんだ。
トッドさんは動物病院を予約し、健康診断を受けさせた。診察の結果、年齢は生後約4週間で、健康にもまったく問題がないことがわかった。
「すごくおちゃめな子で、病院のロビーにいた人たちみんなが彼女に夢中だった」とトッドさんは語っている。
その後、ターボは正式にトッドさんの家族として迎え入れられた。
誰かが意図的に消防署へ連れてきたのか、捨てられてしまったのかはわからないが、少なくともトッドさんは運命の出会いと思ったようだ。
やはりCDSの仕業か?
消防署での出会いの動画がトッドさんのTikTokに投稿されると、すぐに「CDS(キャット流通システム)」が順調に稼働しているとのコメントが上がった。
CDSは、日本でいうNNN(ねこねこネットワーク)の海外版で、猫は必要なときに必要な人の元へ最高のタイミングで派遣してくるシステムのことだ。
尻尾をピーンと立て、一直線にトッドさんの元に近づいて、足元にスリスリ。これをされて心を動かされない猫好きはいないだろう。トッドさんの家には既に先住猫がいて、当然のことながら猫好きなのだ。
トッドさんはこの子猫にメロメロのようなのでTikTokをフォローすればその後の様子も見ることができるだろう。