うれしいニュース。スコットランドのワオキツネザル、39歳で「世界最高齢」に認定
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 スコットランドのファイブ・シスターズ動物園で暮らすワオキツネザル「スタンピー」が、39歳の誕生日を迎えた。

 ワオキツネザルは飼育下での寿命が一般に20~25年とされるなか、倍近い年齢を記録し、「飼育下で生きる世界最高齢のキツネザル」としてギネス世界記録に認定された。

 まずはお誕生日おめでとう!

39歳のお誕生日を迎えたワオキツネザルのスタンピー

 スタンピーは1986年6月、イングランド・サリー州で生まれたオスのワオキツネザルである。

 2005年からスコットランド・ウェストロージアン州にあるファイブ・シスターズ動物園[https://fivesisterszoo.co.uk/]で暮らしており、今年で39歳になる。

 通常、飼育下でのワオキツネザルの寿命は20~25年ほどとされており、その倍近い年齢を達成したスタンピーは「飼育下で生きる世界最高齢のキツネザル」としてギネス世界記録に認定された。

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 スタンピーには11頭の子ども、25頭の孫、6頭のひ孫、さらに玄孫までいる。まさに一族の長老的存在であり、飼育員や来園者にも親しまれている。

 年齢を重ねるにつれ、関節炎や視力低下といった高齢特有の問題はあるものの、日々の投薬や週1回の体重測定、臭腺の手入れなど丁寧なケアが続けられている。

 スタンピー自身もポジティブ強化トレーニングによりこうしたケアに自発的に協力しており、日光浴も大好きで、健康状態は良好だという。 

 こうした日々の充実した生活と手厚いケアが、スタンピーの長寿を支えているのだろう。

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2025年6月16日の誕生日には、飼育スタッフや来園者に祝福され、20歳と21歳になる息子「ジュリアン」と「レッド」とともに特製のサル用の餌を使って作られた、ケーキでお祝いした。

 スタンピーはヤナギの若枝やサツマイモを好物としており、それらがトッピングとして乗せられている。

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ワオキツネザルとは?

 ワオキツネザルはマダガスカル島固有のキツネザル科に分類される霊長類で、黒と白のリング模様の尾が特徴だ。

 体長は約39~46cm、尾の長さは約56~63cmほど。体重は2~3.5kg程度。

 霊長類のなかでは珍しく、地上生活にもよく適応しており、群れで暮らす社会性の高い動物である。

 雑食性で、果実や葉、花、樹皮、小動物などさまざまなものを食べる。日中は太陽を浴びて体温調整する習性があることでも知られている。

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References: Stumpy rings in 39th birthday with world record as the longest-living lemur[https://www.guinnessworldrecords.com/news/2025/6/stumpy-rings-in-39th-birthday-with-world-record-as-the-longest-living-lemur]

本記事は、海外の記事を基に、日本の読者向けに重要なポイントを抽出し、独自の視点で編集したものです。

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