嵐の後、アメリカの住宅街に現れた謎の球体
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 アメリカ、インディアナ州インディアナポリスで、激しい嵐が通過した後、住宅街の道路に謎の球体物体が突如出現した。

 物体には円形のハッチのようなものがついており、ここから何者かが地球に降り立ってもおかしくない感じで、住民らは騒然となった。

 この場所の近くにあるテクノロジー企業から飛ばされてきたものでは?という声もあるが、詳しいことはまだわかっていない。

嵐の後に謎の球形物体が出現

 2025年6月18日、インディアナ州インディアポリス東部のノース・パサデナ・ストリートと19丁目付近の住宅街の道路に、球形(ドーム状)の構造物が突然現れた。

 この日は激しい嵐が地域を襲い、多くの場所で停電や倒木の被害が出ていた。

 そんな中、突如現れた見慣れないこの物体に気付いた住民たちはびっくり!次々に現場を訪れては、一緒に写真を撮影するなどの騒ぎになった。

 WRTV[https://www.wrtv.com/news/local-news/mysterious-dome-appears-in-eastside-neighborhood-after-severe-weather]の取材によると、通り沿いに住むサンディ・ジョーンズさんは「歩道がちょっとした観光名所になってしまったわ」と語っている。

 ジョーンズさんは嵐の最中に自宅にいたが、突然大きな音が響いたという。

 「家を越えて飛んできたんだと思う。“ドカン”という爆発のような音がして、最初は雷かと思った」と話している。

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この物体の正体は?住民の間で憶測が広がる

 現場近くに住む父子のカービー・ジャービスさんとアレック・ジャービスさんも、「これまで嵐で倒木はよく見たが、こんな奇妙な“ポッド”のような物は初めてだ」と驚いている。

 住民の間では、この物体は「レドーム」ではないかとの推測が広がっている。

 レドーム(レーダードーム)とは、レーダーの通信アンテナを風雨や太陽光から守るための保護カバーで、用途や規模に応じて、球状や円盤状のものなどがある。

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 この地域近くには、以前はアメリカの大手防衛関連企業レイセオン(Raytheon)社の施設があり、現在その施設は、防衛や航空宇宙関連の技術サービスを手がけるV2Xテクノロジー(V2X Technology)社が引き継いで運営している。

 今回見つかった物体は、この企業からきたのではないかと推測している住民もいるが、同社はコメントを出していない。

 WRTVがV2X社に確認を求めているが、回答はまだ得られていない。

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球形物体は夜に撤去、住民は安堵

 ジャービス一家は嵐の影響で停電しており、「ドアをロックして家にこもっているよ。エイリアンが来るかもしれないしね」と冗談まじりに話していた。

 住民の話によると、この謎のドーム状物体は出現が確認された6月18日の夜、午後9時35分までに撤去されたという。

 突然の珍事に驚かされた近隣住民たちも、ようやく普段通りの静けさを取り戻したようだ。

References: Mysterious dome appears in eastside neighborhood after severe weather[https://www.wrtv.com/news/local-news/mysterious-dome-appears-in-eastside-neighborhood-after-severe-weather]

本記事は、海外メディアの記事を参考に、日本の読者に適した形で補足を加えて再編集しています。

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