
アメリカは広い。一部の都心部を除いては車社会だ。
ほんのちょっとのつもりでも、照りつける日光により、車内の温度は急激に上昇してしまい熱中症になる危険性がある。
アメリカの電気自動車メーカー、テスラ社では、先日実施されたソフトウェアアップデートによって、「ドッグモード」が実装された。
ワンちゃんを車内に残して車から離れているときも、万が一に備えて、きちんと空調が管理されるようになった。
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Introducing Dog Mode
【犬の安全を周囲からも確認できる】
空調が自動管理されるだけではない。
ドッグモードをオンにすると、車内のセンタースクリーンに温度と「飼い主はすぐに戻ります」というメッセージが表示される。
これなら、暑い車内に犬が取り残されているのでは、と通行人に無用な心配をさせてしまうこともない。
この機能の実装は、昨年あるツイッターユーザーが、イーロン・マスク氏にこんな機能はどうだろうとツイートしたことがきっかけだった——じつに如才ない。
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こちらはドッグモードの使い方だ。
ドッグモードを有効にするには、車を駐車してから、タッチスクリーンの下の方にあるファンの形のアイコンをタップします。
[犬用温度を設定] で温度の範囲を調整しておけば、車内はペットが快適なように保たれます。
ドッグモードは、運転者が車から離れても機能し続けます。万が一、車載バッテリーが20パーセントを下回ってしまった場合は、携帯アプリに通知が届きます。
【犬の安全だけではない。車の安全も守ってくれる】
なお、テスラはドッグモードのほかに、「セントリー(見張り)モード」というセキュリティ機能も新たに実装している。
これを有効化すると、車は車外カメラによって周囲の状況をモニタリングし始める。
そして誰かが車にもたれたといった、ちょっとした脅威が検出されると、「アラートモード」に切り替わり、センタースクリーンに車載カメラが記録中である旨が表示される。
さらに窓ガラスが割られるなど、もっと深刻な事態が起きた場合はアラームが発動。センタースクリーンは明るく輝き、車内オーディオが最大ボリュームで鳴り響く。
もちろんオーナーの携帯にも通知が届き、車のカメラが捉えている現場の状況が映し出される。
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pixabay
この機能良いね。日本でも、犬が車の中に残されて熱中症になる事故が発生しているし、駐車場に停めている間に車を傷つけられることがあったりする。
駐車中にどこかにいってて当て逃げされた場合、警察に通報するものの、犯人はなかなか見つからない。
記事全文はこちら:車の中にいる犬たちの安全を守る!テスラ車に新機能「ドッグモード」が搭載される(アメリカ) http://karapaia.com/archives/52271354.html