南アフリカ・クラベールビルにある、アレルヤ国際教会の牧師が、死者を蘇らせたとして話題となっている。
牧師は教会に集まった信者たちの目の前で、棺に入れられた男性を復活させてみせたのだ。
まだまだ信仰深い地域の住民たちは驚いた様子でこれを信じてしまったようだ。牧師が行ったこのパフォーマンスは、のちに大きな問題に発展する。
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Pastor Alph Lukau Raises Lazarus Back From The Dead
【死者復活のパフォーマンスを見せた牧師】
アレルヤ国際教会のアルフ・ルカウ牧師が、死者をよみがえらせたという動画が拡散されて、彼は窮地に陥っている。
動画には、死んだ男の胸に両手をかざし、"起きろ！"と叫ぶ場面が映っている。
死因は明かされていないが、前の週の金曜に死んだというこの男は、目を開けて、棺から体を起こし、まわりに集まって大騒ぎしている信者たちを、口をあんぐり開けて、驚いたように見ている。
この動画は瞬く間にネットに広まった。拡散された復活の映像はツイッターなどにあふれ、全世界の人たちがルカウのいかがわしい"妙技"を大笑いした。
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【牧師のパフォーマンスが思わぬ事態に発展】
同時に、新たな事態がもちあがった。南アフリカ当局や宗教関係者たちが、ルカウのこの行為を非難したのだ。
ルカウは現在、この茶番に間接的に関与することになってしまった葬儀会社から訴えられていて、組織犯罪、詐欺、詐称などの容疑をかけられている。
霊柩車、棺、死装束などを提供した葬儀会社は、この復活劇の関与を否定していて、ルカウ牧師とその仲間たちに騙されたと主張している。
彼らはまんまと詐欺の片棒をかつがされ、会社の評判にダメージを与えたルカウに対して法的措置をとっている。
南アフリカの司教も、恥ずべき軌跡を行って、キリスト教信者たちを惑わしたとして、ルカウを訴えている。
ルカウがあたかも神の力で人間を生き返らせたように見えるトリックを使ったのは明らかだが、世間の激しい抗議を受けて、アレルヤ教会は復活劇の主張を撤回した。
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【棺の中の男の正体は？】
だが、棺の中の男は、奇跡が行われたときには確かに生きていたが、数日前に死んだのは間違いないと教会側はまだ主張し続けている。
神がすでに始めていた奇跡を、ルカウが完了させたのだと言って譲らないのだ。
"死んだ"男はどうなったのだろう？
この茶番の一端を担った罪で逮捕されたのだろうが、ニュース報道によると、彼はジンバブエ出身のブライトンという男で、プレトリアの材木会社に雇われていた労働者だという。
ブライトンの雇い主だという男が言うには、彼が信徒の前でルカウのパフォーマンスを手伝ったのはこれが初めてではないという。
以前にも、車いすの男を演じて、いきなり立ち上がってみせ、いかにもルカウがパワーを施したおかげで立ち上がれるようになったように見せかけたらしい。
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Resurrection Challenge – South Africans mock pastor on social media for 'resurrection stunt'
アフリカの突拍子もない奇跡が報道されたのはこれが初めてではない。
数年前、虫よけ剤を顔に吹っかけて、人々を治療したというレセボ・ラバラゴや、救われ、癒され、解放されたかったら、車の潤滑油を飲むよう信者に説いたボンガニ・マセコ、神の直通電話番号を知っていると主張したジンバブエの牧師、ポール・サンヤンゴレなどがいる。
References:Brighton, the man resurrected by Pastor Lukau, is now AWOL/ written by konohazuku / edited by parumo
記事全文はこちら：死んだ男性が生き返った！？お棺から死者の復活を演出する牧師（南アフリカ） http://karapaia.com/archives/52271892.html
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