
人間の性的な交わりを描いた浮世絵の一種、春画は、笑い絵、枕絵などとも言われている。江戸時代には庶民にも手が届くものとなり、爆発的な人気となった。
その描写は必ずしも写実的でなく、逆にそれが趣深く、今では海外でも人気の古典アートとなっている。
当時の著名な浮世絵師は皆、春画を手がけていた。特に葛飾北斎の「蛸と海女」は有名で、目にしたことがある人もいるかもしれない。
女性と2匹のタコが神秘のオクトパスの世界に突入するという場面を描いたものなのだが、平成も終わり令和の時代には、見る絵画から履く絵画へと変貌する。
これがまさかのスリッポンになって販売中だ。
【「蛸と海女」柄のスリッポンがクラウンドファンディングで人気】
YUANの笑ひ絵(わらいえ)は、「春画をファッションにして、世界に広めたい」をコンセプトに誕生した春画柄のスニーカーである。
クラウンドファンディングサイト・CAMPFIRE (キャンプファイヤー)でプロジェクトを立ち上げたところ大人気となり、一週間で目標額を達成して商品化が決定したアイテムだ。
その第1弾として登場したのは、「蛸と海女」をプリントしたスリッポン!
[画像を見る]
【別デザインの春画スニーカーや春画雑貨が続々とリリース予定】
左右で異なる柄となっており、コンプライアンス的な問題も、肝心な部分をうまく隠してクリアしたようだ。
現在、笑ひ絵の公式サイトで販売中で、価格は8900 円(税抜)。ユニセックスで、サイズは23~28cmの6サイズがあるようだ。
[画像を見る]
今後、別デザインのスニーカーやファッション雑貨が登場予定で、世界に向けての商品発送も準備しているとのこと。
第2弾、第3弾はいったい誰のどの絵が何になるのか?要チェックしたい。
References:笑ひ絵 / PR TIMESなど / written by usagi / edited by parumo
記事全文はこちら:葛飾北斎の浮世絵「蛸と海女」がスリッポンになって販売中! http://karapaia.com/archives/52273109.html