
これが異能の力なのかどうかはわからないままに、選ばれし者が持つといわれている邪気眼なのかどうかはわからないままに、第三の眼を額に持つヘビの生体が発見されたようだ。
第三の眼、サードアイを持つニシキヘビは、オーストラリア、ノーザンテリトリーの州都、ダーウィン郊外の荒野が広がるアウトバックに潜んでいた。
しかも額にある目は見えているという。
【「モンティ」と命名】
サードアイを持っていたのはカーペットニシキヘビで今年3月に発見され、「モンティ」と名前が付けられた。
X線での調査によれば、モンティはまだ生まれて3ヶ月の幼い蛇で、体長は40センチほどだという。
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【サードアイは見えている】
頭蓋骨は2匹分が癒着したのではなく、どうも1つの頭蓋骨に3つめの眼窩が形成されているらしく、3つ目ともちゃんと見えているようだ。
公園の管理官の話では、サードアイは胚形成期の初期段階で発達した可能性が高いそうだ。おそらくは自然に生じた異形で、それ自体は爬虫類ではけっこう普通にあることなのだそう。
とはいえ、3つ眼のヘビはとても珍しい。
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【選ばれしモンティだったが、一足先に召天する】
蛇眼と相まって、チャクラとか不思議な力を発揮してくれそうなモンティだが、残念なことに先日、幼くして死んでしまったという。
頭部の異形によりエサを食べるのが難しかったのだ。それでも、こうした先天性異常があったわりには長く生きたほうだという。
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カーペットニシキヘビは、オーストラリア北東部の熱帯雨林や乾燥・沿岸地域に生息しており、毒はない。およそ3.35メートルにまで成長し、主なエサは哺乳類や鳥だ。
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カーペットニシキヘビの脱皮映像/Carpet Python Perfect Shed
現在、モンティの遺体はオーストラリア連邦科学産業研究機構で保管されている。
References:Northern Territory Parks and Wildlife / iflscience/ written by hiroching / edited by parumo
記事全文はこちら:第三の眼を持つヘビ。額に眼を持つミュータントヘビがオーストラリアで発見される(三つ目ヘビ出演中) http://karapaia.com/archives/52273930.html
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