「ファッ!ふざけんな!」掃除中にぶつかると口汚い言葉で悪態を発する。お掃除ロボットルンバを魔改造しちゃった件


 自動で家の床をお掃除してくれるロボット「ルンバ」は、忙しい人にとっての強い味方だ。人間の言葉が話せたらどんなにか愛着も沸くだろう。

 日本では、挨拶や会話、関西弁が話せるお掃除ロボット「ココロボ」が登場し、一部ユーザーの間で愛されているが、これはそういう人に寄り添うタイプじゃない。

 掃除中、壁などにぶつかると、口汚い言葉で悪態をつくのだ。

【悪態ルンバ改造計画】

 この「悪態ルンバ」は人気ユーチューバーでプログラマーでもあるマイケル・リーヴスさんが改造したものだ。

 リーヴスさんの以前からSNSでユーザーから「叫び声をあげるルンバを作ってほしい」というリクエストをたくさんもらっていた。

 今回、それに応えてのルンバ魔改造プロジェクトが実現され、その様子はYOUTUBEに公開された。

[動画を見る]
The Roomba That Screams When it Bumps Into Stuff

 中にはタッチセンサーや小型コンピュータ、声を出す仕掛けとしてブルートゥーススピーカーなどを設置。センサーが衝突を検知すると、ルンバから声が出る。

 肝心の声だが、最初はコンピュータで生成されたヴォーカル音を当てはめてみたが、どうにも臨場感が足りなかったため、ユーチューバー仲間に連絡し、彼らの声を録音することに。

 試行錯誤が重ねられ、ついに悪態ルンバは誕生した。

[画像を見る]

【物にぶつかるたびにルンバからは絶叫が】

 物にぶつかると痛い。その痛みをルンバが叫んだ時、さらにそれが口汚い言葉だったら、人は平常心を保てるだろうか?テスト中、ルンバが物にぶつかる度に部屋に太い絶叫が響き渡った。

 激しく罵り怒るルンバをもう少しフレンドリーにするため、リーヴスさんは知り合いの女性ユーチューバーにも協力を頼んだ。

 高音の女性の声ならば、家族仕様にも適しているかと思いきや、今度はハイトーンで罵りまくる女性の声でルンバがシャウト。結果的に、かなり柄の悪いルンバとなってしまった。

【ルンバをスーパーに持ち込むと、市場の反応は…?】

その後、リーヴスさんは人間らしくなった革新的なルンバを試すべく、市場リサーチと称して大手ディスカウント百貨店「Target(ターゲット)」へ、ルンバを持ち込んだ。

[画像を見る]

 数人の客からは興味を引いたものの、店側からは戸惑いの反応が…。

 それでも革新的プロジェクトには違いなく、動画を見たツイッターユーザーらからは、次のような声があがった。
・天才だ!

・自分が欲しいと思うものの中でも最高傑作だ。

・家事が大嫌いな私にどうか売ってちょーだい!

・ザ・シンプソンズのホーマー・シンプソンの声を出してほしいな。

・イギリスアクセントで、もう少し丁寧に「Sorry」と言うバージョンも是非開発してほしい。

・→カナダ人としては、このバージョンは必須だけどな。

・俺の性格が滲み出ているようなルンバがついに開発されたのか。いくらだ!?

 リーヴスさんは、「ロボットというよりも人間味のあるルンバ」を目的として改造を行ったわけだが、これが市場に受け入れられるにはまだまだ時間がかかりそうだ。

 残念ながら、現時点では販売には至っていない。だが罵られるのが好きな属性を持つ人も一部いるので、商機がまったくないとも言い切れない。かな?

References:guacamoley/ written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:「ファッ!ふざけんな!」掃除中にぶつかると口汚い言葉で悪態を発する。お掃除ロボットルンバを魔改造しちゃった件 http://karapaia.com/archives/52274074.html
編集部おすすめ