最近のアメリカの小学生が習う2桁のかけ算の解き方と以前の解き方を比較した動画に関する海外の反応


 令和に突入した今日この頃、自分これで元号3つ目、三時代生きたんかぁ…と感慨にひたる昭和の人もいる中、ネット界では次世代を担う子どもの学習動画が反響を呼んでいる。

 最近アメリカの小学生は新たな計算方法を学んでいるという。
それは2桁のかけ算なのだが、旧世代が習った方法とはけっこう異なるものだった。

 新しい方法と古い方法、2つの方法で同じかけ算を同時に解いていく動画が公開されていたのだが、これについて様々な反響が出ている。
[動画を見る]NEW MATH VS OLD MATH

【新しい数学 VS 古い数学】

 この動画はユーチューバーのByler Tookstが「新しい数学 VS 古い数学」というタイトルで投稿したものだ。

 映像がブレているため見づらいかもしれないが、左は最近のアメリカの小学生が習う、新しい2桁のかけ算のやり方で、右は以前のやり方だそうだ。

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左:35x12を書いて説明スタート! 右:ペンを持って計算スタート!


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左:35を30+5、12を10+2に分ける
右:従来のやり方でかけ算終了。答えは420とでた


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左:分けた数字と計算用のマスを準備中
右:終わったからコーヒーいれよっと


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左:左と上の各数字が交差するマスに掛け算の結果を書き入れる
右:コーヒーができるまで愛犬たちと戯れる


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左:各マスの数字を書き出して足す。300+50+60+10で答えは420
右:できたてのコーヒーもカップに注ぎ終わってる


【よくわかる新しい方法と暗記中心の昔の方法?】

 さて、右のほうが断然早く終わる!って感じの映像だが、ネットユーザーからはこんなコメントが上がっていた。
 
 この動画に関する海外の反応は...
・35 x 10 = 350 35 x 2 = 70 350 + 70 = 420

・ていうか、暗算する人って脳内でどうやってんだ?こういうひっ算は紙とかあるのが前提だよな?

・左側の35を30と5に分ける方法は35の倍数がわからない人のためのやり方で、説明しながら計算してる。

・右のは説明も無しでいきなり計算してる。この動画は完全に論理的なものを嘲笑してるみたいだ。どちらの方法も間違ってないと思うけど、やり方の説明がなければ役に立たないよ。

・ 「なぜそうするか」って説明は本当に重要だよね。
私も子どもの宿題をみるようになって実感してる。私の世代は基礎を理解しない暗記がメインだったけど、今の子どもたちは基本的な知識を教わっているもの。

・昔の習った家庭教師が「アメリカの数学は長さ1マイルで深さ1インチ」と言ってた。小学校で基礎を習ってるうちは時間がかかるから長く思える。でも概念さえ理解すれば中学で簡単になるって。逆に、なんでも暗記でやってきた多くの子ども(自分も含む)たちはつまずくようになるらしい。

・こういうの大事だと思う。うちの子は小学2年生だけどなぜそうするのかがわかれば私よりずっと難しい問題を解きそう。今更だけど左側みたいな教え方をしてもらいたかったなあ。

・自分はいつも数学で「どうして?」って疑問を持ってたから苦労したよ。概念がわからないと身につかないし暗記するほうが大変だもの。

・これって本当に「新しい数学」なのか?ただ長ったらしく説明してるだけじゃね?

・「教える数学」と「やり慣れている数学」の違いみたい。


・単純に教えてるというより、この計算方法の初歩の授業だろう。小学校4年生以上かもしれない。

 というわけで、海外ユーザーの間では左の方法に感銘を受ける人が多かったようだ。

 ちなみに昭和世代の私の場合は右のほうが断然なじみがある。もはやうろ覚えなんだけど、最初に九九を覚えてから二桁の掛け算をやったような。

 今時の日本の小学校はどうなんだろう。実は左がメジャーになってたりするのかな?そのへん詳しい人よろしくだよ。

References:reddit / youtubeなど /written by D/ edited by parumo

記事全文はこちら:最近のアメリカの小学生が習う2桁のかけ算の解き方と以前の解き方を比較した動画に関する海外の反応 http://karapaia.com/archives/52274109.html
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