負傷したカメの治療にブラホックが役に立つ。動物保護団体が使用済みブラジャーのホックの寄付を呼び掛ける


 アメリカ・ノースカロライナ州の動物保護団体、カロライナ・ウォーターファウル・レスキューが、動物保護とは何の関係もなさそうなアイテムの寄付を呼びかけている。

 それは、体に合わなくなったり古くなったりしたブラジャーのホック(留め具)だ。


 使用済みのブラジャーのホックを動物保護団体がなぜ・・・?と不思議だが、使用方法はというとカメの命を救うため。

 ブラジャーのホックでカメの命を救えるのか・・・?とこれまた不思議だが、斬新な方法ながらしっかり有効活用されるようなんだ。
【ブラジャーのホックで負傷したカメの甲羅を治療】

 6月末、カロライナ・ウォーターファウル・レスキューなど複数の動物保護団体がSNSで寄付を呼びかけて話題になったブラジャーのホック。

 どんな風に使うのかというと、事故などで甲羅が割れてしまったカメを救うときにとても便利なのだそう。

 まず、ブラジャーのホックを亀裂の入った部分に接着。そこにワイヤーを巻き付けて、甲羅がしっかりと固定されるようにするとのことだ。

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【自動車にひかれるなど負傷するカメは週に30匹も!】

 カロライナ・ウォーターファウル・レスキューでは水鳥だけでなくブタからフクロウまであらゆる種類の動物を保護しているが、その中でもカメが最も多いのだとか。

 季節によるが週に3~40匹ものカメを保護しているそうで、特に事故が起こりやすいのが普段生活している湖などから産卵場所である海岸へ移動するとき。

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 カメが負傷するのはほとんどが自動車や芝刈り機にひかれるパターンで、ボートに激突されたり犬にかまれたりといった場合もあるようだ。

 甲羅が治癒するまで3~8週間ほどかかり、その後はまた野生にかえされるそうだ。思わぬブラジャーのリサイクル方法ということで、今後さらに注目を集めるかも!?

References:WLBT / Facebookなど / written by usagi / edited by parumo

記事全文はこちら:負傷したカメの治療にブラホックが役に立つ。動物保護団体が使用済みブラジャーのホックの寄付を呼び掛ける http://karapaia.com/archives/52276810.html
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