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オーストラリアで人気のピュアカフェインパウダー(粉末状カフェイン)は、眠気を抑え、脂肪燃焼の効果も期待されており、栄養補助食品としてプロテインシェイクに混ぜて摂取する人も多い。しかし、摂取量を誤ると命の危険に晒される。
去年1月1日に、ピュアカフェインパウダーの過剰摂取により命を失った男性の遺族が、フェイスブックにその悲しみを投稿。世間の若者たちへ、息子のような悲劇を引き起こしてほしくないと注意を喚起した。
【プロテインシェイクに混ぜたカフェインパウダーが原因で死亡】
悲劇が起こったのは、2018年1月1日。オーストラリアのニューサウスウェールズ州に住むラクラン・フットさん(21歳)は、年越しを友人たちと迎えて帰宅後、自宅浴室の床で倒れ、そのまま帰らぬ人となった。
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22歳の誕生日の1日前に、息子の変わり果てた姿を発見したのは両親だった。それから1年半あまり。検死官らがラクランさんの死因を綿密に調べたところ、ラクランさんはプロテインシェイクに混ぜるピュアカフェインパウダーを過剰摂取したことにより死亡したことがわかった。
実は、ラクランさんはプロテインシェイクを飲んだ後、味が変だということをフェイスブックで友人に伝えていた。
「プロテインパウダーが腐ってるのかな。二日酔い止めにと思って飲んだんだけどさ。味が酷いんだ。ま、とにかくおやすみ。
しかしその後、ラクランさんは二度と目覚めることはなかったのだ。
【ティースプーン1杯のピュアカフェインは致死量】
オーストラリアでは大手通販eBayなどで簡単に入手できることから、栄養補助食品としてパワフルな効き目があるピュアカフェインをプロテインシェイクに混ぜて飲む人が多く、ラクランさんも普段からプロテインシェイクをよく飲んでいたという。
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しかし、ラクランさんの死後の捜査では、ラクランさんがカフェインパウダーを通販や店頭で入手した痕跡はなく、恐らく友人もしくは職場関連から手に入れたものと推測された。
そして、ラクランさんはどれほどの量が致死量であるかを理解していなかったために、このような悲劇が起こったと見られている。
【父親がフェイスブックで世間へ注意喚起を促す】
ラクランさんの死から1年半以上経ち、ようやく検死結果を得た両親。今回、父親のナイジェルさんは息子を失った悲しみを堪えて、フェイスブックで注意喚起を促した。
解剖して死因を調べた結果、息子は出先で少量のアルコールしか飲んでおらず、違法ドラッグの類には一切手をつけていなかったことがわかりました。帰宅後にピュアカフェインパウダーを誤って入れ過ぎたプロテインシェイクを飲んで、息子は命を落としたのです。
ピュアカフェインパウダーは、ティースプーン1杯がコーヒーに含まれるカフェインの25~50杯分に相当し、致死量となります。
息子は、誰かから貰い説明書もなく、その危険性を知らなかったのでしょう。その証拠に無造作に台所の戸棚にパウダーが置いてありました。
私たち家族が砂糖や小麦粉と間違える可能性だってあるのです。危険だとわかっていれば、息子は絶対そんな場所には置かなかったはずです。
息子を失ったことは悲劇の事故に他なりませんが、死を招く危険性のあるこのような商品がオーストラリアで販売禁止になっていないことに驚かされます。
もっと規制をすべきです。私が、敢えてフェイスブックで注意喚起を促すのは、息子のようにその危険性を知らずに使用してしまう若者を失くしたいからです。
これを読んだみなさん、どうか友人に注意を促してください。親御さんはお子さんたちに話し伝えてください。
それから、台所の戸棚にパウダーが入っていないかも確認してください。スプーン1杯のピュアカフェインパウダーが、命を奪うことになるのです。
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なおアメリカの場合、食品医薬品局(FDA)が2018年より大量のピュアカフェインパウダーの販売を禁止している。
これは、2014年にオハイオ州の男子高校生が、ラクランさん同様プロテインシェイクに混ぜるために、Amazonでピュアカフェインパウダーを購入後、誤って致死量を摂取し死亡したことを受けてのものだという。
References:Liftableなど / written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:カフェインパウダーの過剰摂取で死亡した男性の遺族、世間にその危険性を注意喚起(オーストラリア) http://karapaia.com/archives/52276939.html











