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アメリカ・ノースカロライナ州にある呪われていると噂のテーマパーク廃墟「天空のゴーストタウン(Ghost Town in the Sky)」が、最近売りに出されたという。
まずは内覧しないことには始まらないと思うので、その全貌を撮影した動画を見ていただこう。
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Abandoned Theme Park - Ghost Town in the Sky - Full Walkthrough
【簡単にはいけない場所に作られたテーマパーク】
広さ250エーカー(1.012キロ平方メートル)、大西部をテーマにしたこのテーマパークは、1961年、ノースカロライナ州アッシュヴィル近郊、マギーバレーを見下ろすバック・マウンテンの頂上にオープンした。
標高1400メートルのパークまでは、チェアリフトかケーブルカー、あるいは長時間のハイキングでしかたどり着くことができない。
NC’s Ghost Town in The Sky Theme Park Just Went Up For Sale For $6 Million https://t.co/DwRT6V3YbS pic.twitter.com/Jvk1CyAomP
— Lisa Skipper (@CarolinaHomeAdv) 2019年7月10日
【再オープンを試みている人もいるが...】
ヴァレリーとスペンサー・オベール夫妻は、このパークを買い取って改装し、再びオープンさせようと呼びかけてきたが、深刻な資金繰りの問題など、途中で何度も困難に妨げられている。
ふたりは打ち捨てられたこの天空のアトラクションの再建を諦めていないが、資金が集まらないことにはどうにもならない。
オーナーが、保存のための措置をなにもしなかったので、パークは朽ち果てる一方で、とても大変なのだという。
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【呪われていると噂されている理由】
この天空のゴーストタウンは、さまざまな理由で呪われていると噂されている。
2002年には、チェアリフトの機械の不調で客たちが数時間立往生したり、2010年には、大規模な地滑りがパークへつながる唯一の道路を封鎖してしまった。
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もっとも不穏な出来事は、2013年、決闘を演じる舞台の途中で、カウボーイ役のひとりが本物の実弾で撃たれて負傷したことだ。
なぜ、どうやって、銃が装填されたのかわかっていないが、事件はまるでちょっとした『ウェストワールド』(西部開拓時代を体験する未来の遊園地で、ロボットが反乱を起こし, 客の人間たちを殺し始めるというSFテレビドラマ)のようだ。
『ウェストワールド』のほかにも、映画『ゾンビランド』や『ファイナル・デッドコースター』などが、不気味な廃テーマパークというアイデアを流行らせ、ソーシャルメディアが、こうした廃パークを探検する者たちが現場で撮影した写真や動画をシェアするまたとない舞台となった。
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【お金持ちの廃墟マニアならいけるか?売り出し金額は?】
さてこの廃墟すぎるテーマパークだが、売り出し金額は595万ドル(6億4000万円)だそうだ。廃墟マニアにクラウドファンディングで資金提供を呼び掛けるか、あるいは大金持ちの廃墟マニアがゲットするか....
ということで6億以上自由に動かせるお金がある人は必見なのかもしれないし、そうでもないのかもしれない。
References:Ghost Town in the Sky park in NC up for sale: $5.9 million | Charlotte Observer/ written by konohazuku / edited by parumo
記事全文はこちら:廃墟マニアにはたまらん物件。いわくつきのテーマパーク「天空のゴーストタウン」廃墟が売りに出されている件(アメリカ) http://karapaia.com/archives/52277194.html