
トイレでおしっこをする際、女性の場合にはもれなく座りションとなるわけだが、男性の場合には立ちションと座りションの2択がある。
便器におしっこが飛び散ってしまって掃除が大変だ!ということで最近では座りション派の人も増えているようだが、立ちション派の勢力もまだまだ強いだろう。
しかし、これを見たらさすがに立ちション派のあなたも座りション派に転向するかも?
イギリスの住宅設備機器メーカー・Qs suppliesが、UV(紫外線)ライトを使って立ちション時に飛び散るしぶきのシミュレーションをしてみたそうだ。
その結果、立ちションをするとあんなところにもこんなところにもおしっこが飛び散ってしまうことが分かったんだ。
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UV light shows the unseen splashes created by standing urination
【自宅でおしっこをするときは10人中7人が立ちション派】
Qs suppliesでは実験を行うため、まずイギリス人男性とアメリカ人男性あわせて1019人を対象に調査を実施。トイレの使用方法やトイレの掃除頻度などを質問したそうだ。
その結果、自宅のトイレでおしっこをするとき、10人中7人が立ちション派であると回答したらしい。
また、なるべくおしっこを飛び散らせないようにとの配慮から、便器の中の水たまりより後方に狙いを定めて発射する男性が多いことも分かった。
【紫外線に反応する液体を “尿道マシーン” から噴出させて実験】
それを踏まえて、健康な成人男性の立ちションを想定して何十パターンものおしっこ軌道を6週間かけてシミュレート。
使用したのは実際のおしっこではなく、紫外線をあてると光る紫外線加工液だ。
それを量やスピード、描かれる曲線など立ちションのあらゆる要素を忠実に再現しつつ“尿道マシーン” から噴出させたのだという。
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【立ちション時のおしっこのしぶきは約1m向こうまで飛ぶことも!】
立っていようと座っていようと便器におしっこが飛び散ってしまうのはある程度、仕方のないことだ。
ところが立ちションとなるとそれは想像以上だったようで、思わぬところにまでスプラッシュ!
“尿道マシーン” から噴出させた疑似おしっこにUVライトをあててみると、何千もの目に見えない細かな水滴が便座やフタの裏側、床、壁など便器周辺のあらゆるところに飛んでいたのである。
Qs suppliesの事前調査によると4人に1人が「歯ブラシをトイレから1m以内に置いている」と答えたそうだが、立ちション時のおしっこのしぶきは最長でほぼ1mも飛んでいた。
ユニットバスで立ちション派の人は歯ブラシの置き場を考え直した方がいいかも・・・?
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【便器後方ではなく便器手前を狙って放尿するのがベター】
では、立ちション時におしっこができるだけ飛び散らないようにするためにはどうすればいいのか。
男性の多くがやっている便器後方を狙って排尿する方法は、さらにしぶきを飛び散らせることになるためNGとのこと。
しぶきを減らすために効果的なのは、便器の中の水たまりより手前に狙いを定めることなのだとか。
Qs suppliesの予想では今後、立ちション時のおしっこの飛び散りを考えると、男性の4分の1は座りション派になるのではないかという。
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【日本では?】
ちなみに日本ではどうなのかというと、2018年に行われた20~69歳の日本人男性300人を対象にした調査では、29.3%が座りション派だったらしい。
私の周りだと座りション派の方が多いようだが、ちょっとカラパイアでもアンケートをしてみよう。
家族と暮らしている人の場合、掃除する人の意向が強く反映されるので、家では座ってするけれど、外に出たらフリーダムという人もいそうだね。
References:Qs supplies / YouTube / Lad bible / written by usagi / edited by parumo
記事全文はこちら:洋式トイレで立ちションをした場合、どれくらい尿は飛び跳ねているのか?ライトで可視化したらすごいことに! http://karapaia.com/archives/52277517.html
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