愛犬を連れて車で旅行していた一家が食事中に犬を盗まれる。地元メディアの協力を経て犬を所在が明らかに(アメリカ)


 欧米では、大切な家族の一員である犬と一緒に旅をするという人は決して珍しくない。特に長い夏休みになると、車で一緒に移動する家族も多いが、少々やっかいなのが立ち寄り先のレストランのほとんどが「ペットの入店禁止」であることだ。


 アメリカのテキサス州にすむある一家も、車に愛犬を乗せて旅をしていた途中で、そのような状況に遭遇した。

 迷った挙句、レストラン駐車場の木に犬を繋ぎ、店内へ食事に入った一家。しかし、出てくると犬の姿が消えていた。

 一家は行方不明となった犬の捜索をおこなった。監視カメラ映像を見せてもらうと、そこには、犬を盗んだ女性がそのまま車で連れ去っていた現場がとらえられていた。

 一家はメディアの協力を得て、犬を連れ去った女性の家を探し当てることができた。

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Family dog to be reunited after taken from restaurant parking lot

【レストラン駐車場の木陰に犬を繋いだ一家】

 テキサス州グランドビューに暮らすマシアスさん一家は、車で旅の途中に食事をしようと、あるレストランへ立ち寄った。

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 しかし、そこはペットの入店が禁じられていた。マシアスさん一家は、ゴールデン・レトリバーの愛犬ルーシーをどうするか悩んだが、よほど涼しい気候でない限り、犬を車中に放置しておくことはできない。そこでレストランの駐車場内の木にリードで繋いでおくことにした。

 ちょうど木陰になる場所でルーシーを繋ぎ、傍に水を入れたボウルを置いて、一家は店内へ食事に入った。

 ところが、食事を終えて出てくると、ルーシーの姿が消えていたのである。


【ルーシーを連れ去る女性の姿が監視カメラに】

 大切な愛犬を盗まれたことに、マシアスさん一家は大きなショックを受けた。

 近辺に設置された監視カメラには、木に繋がれていたルーシーのリードをほどいて、ピックアップトラックへと連れて行く女性の姿が映り込んでいた。

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 マシアスさん一家は、テキサス州ヒューストンに拠点を置くテレビ局『KHOU11』に連絡し、愛犬の捜索への協力を願い出た。

 そこで、地元ニュース記者のマット・ドハーティーさんが、ルーシーを連れ去った女性の車のナンバープレートを追跡したところ、女性の自宅が判明。そこに出向いたマットさんは、驚きの光景を目にした。

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【「捨てられていたのかと思った」と女性側】

 女性宅とみられる敷地内には、多くの犬たちがいた。
マットさんが応答した男性から話を聞くと、女性はその男性のいとこであり、犬たちの面倒を見ていることが判明した。

 やがて男の子が家の中からルーシーを連れて現れた。男の子は、「(ルーシーが)捨てられていたのだと思った」と話したという。

 ルーシーを引き取ったマットさんは、すぐに車に戻り、マシアスさん一家に連絡。ビデオチャットで無事に愛犬が発見されたという朗報を聞いたマシアスさん一家は、ルーシーの元気な姿を見て大きく安堵した。

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 ルーシーは、無事にマシアスさん一家のもとへと戻った。
その後、マシアスさんのフェイスブックには「『KHOU11』のマット・ドハーティー記者がルーシーを見つけてくれました!!感謝の言葉もありません!!」と、喜びが綴られた。

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 大切な家族の一員である愛犬に、もしかしたら2度と出会えなかったかもしれないマシアスさん一家は、この経験から「今後はもっと慎重になり、もう2度と犬から目を離さない」と固く誓ったそうだ。

 なお、モンゴメリー郡保安官事務所では引き続きこの一件を捜査しているが、ルーシーを連れ去った女性に対して窃盗容疑で起訴するか否かについては、明らかにされていない。

References:The Western Journalなど / written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら:愛犬を連れて車で旅行していた一家が食事中に犬を盗まれる。地元メディアの協力を経て犬を所在が明らかに(アメリカ) http://karapaia.com/archives/52278673.html