
犬のような4つ足ロボットや、ヒトのように2足で走るロボットなど目覚ましい発展を遂げるロボット分野にて、新たな仕組みのロボットが脚光を浴びている。
こちらはなんと8つの触手をタコそっくりに動かし、方向を変えながら水中を泳ぐことができる。
ロンドン大学のソフトロボット技術で生まれたしなやかな動き。これが未来のヒト型ロボット開発に役立つと期待されている。
[動画を見る]This Octopus Looks Real, But It’s Actually a Robot
【新たな仕組みでリアルに泳ぐタコ型ロボ】
このロボットはイギリスのクイーンメアリー(ロンドン大学)でロボット工学を専攻するジャン・フラスが制作したもので、同大学が開発したソフトロボット技術が用いられている。
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本物のタコの動きを模倣するこのロボットに使われたのは新たな作動方式だ。
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このタコのシリコンゴム製の触手には空気圧バルブがあり、その開閉をコンピューターで制御することで向きを変えられるようになっている。
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この工夫によってとてもリアルで自然な動きが可能になったのだ。
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【目標は人間そっくりのソフトロボット】
こうしたソフトロボット技術は、人間の動きを模倣するロボットの開発に役立つと期待されている。
なおこのタコ型ロボットは、米国電気電子学会が2023年にロンドンのニューアムで開催する「ロボット工学とオートメーションに関する国際会議( IEEE International Conference on Robotics and Automation)」で、イギリスを代表するテクノロジーの一つとして紹介されるという。
現時点では複雑な動きの模倣は難しいようだが、研究の積み重ねでメカメカしいロボットとは一味違う、柔らかくてなめらかに動くヒト型ロボットが誕生するかもしれんのう。
References:standard / youtubeなど /written by D/ edited by parumo
記事全文はこちら:すごく...タコです。タコそっくりに動くロボットが開発される(英研究) http://karapaia.com/archives/52282106.html
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