あったらいいなを現実世界に。巨大猫がいる都市空間をコラで表現してみた


 もしこの世界の猫が巨大になっちゃったらどうしよう!?(嬉)
 
 多くの猫好きがそんな空想にふけっているかもしれないが、ロシアのアーティストはその夢を作品にしてしまったようだ。
 
 都市の日常にしれっと現れる巨大猫。
大きな体で作品そのものを占拠するイマジナリーな猫たちはアーティスト自身の心を和ませ、人づきあいが苦手な彼と世界のギャップを埋める存在なのだ。
【愛猫家アンドレイが手がける巨大猫がいる風景】

 アンドレイ・シチェルバクはモスクワの広告代理店のクリエイティブディレクターで、現実にも2匹の猫を飼っている愛猫家だ。

 そんな彼が手がけているのは、彼とその日常に現れる巨大猫の風景だ。猫好きの夢を具現化したような作品は、シュールでとぼけた雰囲気がただよう。

1. さあキックにゃ!その後はモフリにゃ!
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2. ここ、ちゅ~るとかあったっけ?ダースで欲しいんだけど
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3. キュウリなんて見せたらえらいことになるな…
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 このシリーズは、アンドレイが気に入った風景にいろんな種類の猫の写真を組み合わせたのが始まりだった。そこから彼は自分と猫だらけのインスタグラムアカウントをつくることにしたそうだ。


 作品の猫たちはあらゆる場所でアンドレイを待ち受け、見守ったりしている。

4. おはにゃ~!ラジオ体操でも行くにゃ?
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5. 通るならさっさと通れ!っぽい圧を感じる
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 スポーツに参戦したり、隣に寝そべったり、出入り口に立ってたりと、リアルな猫を思わせる奔放さで出没するのだ。

6. 巨大すぎてなにげに猫がいる構図じゃなくなってる件
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 だがアンドレイいわく、これらの風景は現実の彼の日常とさほど変わらないという(猫のサイズを除く)。

7. 育児中の母猫なのに肉食獣ぽく見えるのはサイズのせい?
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8. これぐらいの大きさなら一緒に寝れるね!
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9. 猫だけどバスじゃなかった
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 都会で猫たちと静かに暮らすアンドレイは、子どもの時から孤立気味だった。そんな彼にとってイマジナリーな巨大猫は彼と彼を取り巻く世界のギャップを埋める存在でもあるという。

10. なんならここも破壊できるけどっと
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11. 「話は聞いた!人類は子猫に侵略される!」のか?
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12. 何度も言うが、犬を狙うのはやめるように
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【猫を名画に違和感なく登場させるシリーズも】

 また最近は、都市だけでなく猫たちを違和感なく名画に溶け込ませる作品も展開しているようだ。


13. ロシアの名画「Morning in a Pine Forest」にも混入。
 てかクマより大きいってどうよ?
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14. 北斎の大波にも巧みに紛れるアンドレイと巨大猫
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15. ゴッホへのオマージュ?星月夜に溶けこんでみたり
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 彼がodnoboko名義で投稿中のインスタグラムアカウントには2万人以上ものフォロワーがおり、大きな猫を夢想しがちな多くのファンがアンドレイの作品を楽しみにしている。

written by D/ edited by parumo

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