どんなに眠くても仲間の遠吠えにはきちんとこたえる狼たち


 狼の遠吠えがまるで子守唄のように心にしみるのは私の前世が狼女だったからだろうか?(つっこみ待ち)

 Youtubeで検索すると、たくさんの音声付き映像があって、ザラついた心を癒すのに活用させてもらっているが、狼の遠吠えにはきちんと意味がある。

 森の中で、遠く離れた仲間とコミュニケーションをとっているのだ。
狼の高い社会性の表れであり、仲間との絆を深めているのである。

 この2匹の狼たちも例外ではない。ただちょっと眠かったようで、横たわりながらも仲間の遠吠えに遠吠えを返している。 
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The Funniest Wolf Howls Are Lazy Ones

 アメリカ、ニューヨーク州サウスセーラムにあるウルフ・コンサベーション・センター(WCC)では、ハイイロオオカミ(タイリクオオカミ)を飼育している。

 ここで生まれ育ったアラワ(手前の白い子)とゼファー(後ろ側の子)は、狼の自然界における役割や生態を人間たちに教えてくれる役目を務めているそうだ。

 その生態の1つとして遠吠えによるコールアンドレスポンスがある。

 この日、仲間の狼たちが遠吠えを発したのだが彼らはちょっと眠かった。特にアラワ(手前の白い子)は眠気マックスだったようで、体を起こさずに寝ながらのレスポンス。

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 ちょっと怠惰なところはあるけれど、それでもしっかり仲間の遠吠えにこたえるところがかわいいよね。

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 狼の遠吠えは人間の話声と同じように個体差がある。研究者は声で誰が鳴いたのか聞き分けられるそうだが、アラワとゼファーの遠吠えは、眠いながらも澄み切ったきれいな声をしているね。

 狼の遠吠えは、お互いの絆を深めるため、愛する仲間を思う気持ちの表れだ。
群れからいなくなってしまった仲間を呼び戻す時には長い間必死に遠吠えをする。仲良しだった仲間から引き離されたときも激しく遠吠えをするという。

 Youtubeで「Wolf Howl」と検索するといろんな狼の遠吠えを聞くことができる。狼によって鳴き方に違いがあるので面白いよ。

記事全文はこちら:どんなに眠くても仲間の遠吠えにはきちんとこたえる狼たち http://karapaia.com/archives/52290585.html
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