
指先についたニンニクの臭いを消す効果的な方法/iStock
ニンニクを調理すると、どうしてもその臭いが指先についてしまう。自分の手の匂いを嗅がなければそう気になるほどでもないのだが、人に指摘されるとちょっと気まずい思いをする。
エスティシャンや美容師などは顧客に気が付かれやすかもしれない。
手についたニンニクの臭いを消すには様々な方法がある。その中で最も消臭力が高いものは何なんだろう?
海外の料理系サイト『Kitchn』が、効くとされている5つの方法を試してみて、どれが一番効果があったのかを教えてくれた。
【5つの方法を検証】
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指先についたニンニクの臭いを消す最も優れた方法 image credit:Joe Lingeman/Kitchn
今回試した5つの方法は、アメリカで指先についたニンニクの臭いを消すのに効果的であると言われていたもので、ステンレス、塩と重曹、生のじゃがいも、挽いたコーヒー、マウスウォッシュを使うやり方だ。
5段階評価で唯一”5”を勝ち得たのは「塩と重曹」である。
それでは評価の低い順に見ていこう
【生のじゃがいも: 評価(1/5) ★☆☆☆☆】
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じゃがいもを半分に切り、その切り口に手をこすりつけ、石鹸と冷水で洗い流す。
じゃがいもやりんごなどには、硫黄化合物を酸化できる酵素(ポリフェノールオキシターゼ)が含まれており、ニンニクに刺激的な臭いを与えるチオールとチオシアン酸塩を無臭の化合物に変える役割を果たすそうだが、結果としてはあまり効果がなかったようだ。
【コーヒーの粉:評価(2/5) ★★☆☆☆】
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掌にスプーン一杯分のコーヒーの粉を乗せ、水を数的加えて両手を30秒間こすり合わせ、皮膚を角質除去し、その後石鹸と冷水で洗い流す。
コーヒーかすは、既知の臭気吸収剤だが、結果としては手にニンニクの臭いとコーヒーの匂いの両方がついてしまったようだ。
【ステンレス:評価(3/5) ★★★☆☆ 】
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ステンレス石鹸やステンレスソープという名称でも市販されているが、もっと簡単なのは流し台の蛇口や、自宅にあるステンレス製の鍋やスプーンなどに30秒間手をこすりつけ、後は石鹸と冷水で洗い流すという方法だ。
ニンニクの臭いのもととなる硫黄化合物が、ステンレス鋼の分子と結合することで効果を発揮するというが、結果としては半分臭いが消えて半分残ってしまったようだ。
しかし、ある程度臭いが消えるだけでいいという人には、手軽に使える臭い消しとなるだろう。
【マウスウォッシュ:評価(4/5) ★★★★☆】
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コップ1杯分のマウスウォッシュを手に注ぎ、こすり合わせた後、石鹸と冷水ですすぎ洗いする。
結果、マウスウォッシュの香りがニンニクの臭いを覆い隠したのか消したのかは不確かだが、手からニンニクの臭いがほとんど消えたようだ。
ただ、手に擦り傷や切り傷などがある場合は、刺激が強すぎるため使用をお勧めしないという。マウスウォッシュが浴室に常備している家庭では、素早く臭いを落としたい時に使用できるアイテムになるだろう。
【塩と重曹:評価(5/5) ★★★★★】
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手に小さじ1の塩と小さじ2の重曹を乗せ、それがペースト状になるぐらいの水を加えて、30秒間手をこすり合わせ、その後石鹸と冷水で洗い流す。
重曹がニンニクの臭いを吸収し塩は角質除去剤として機能するため、100%臭いが消えたわけではないが、5つの方法の中では効果が一番だったそうだ。
ただ、この方法を試した後は手が乾燥してしまうので、保湿クリームをたっぷりと塗ってケアすることが勧められている。
written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:指先についたニンニクの臭いを消す方法。ベストなのは重曹+塩【ライフハック】 http://karapaia.com/archives/52290594.html
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