決して身に着けてはいけない。世界6の呪われた宝石

呪われた宝石 / Pixabay
 キラキラと美しく輝く宝石は、昔から女性たちを魅了してきた。宝石に秘められた魔力が女性たちを虜にするのか、女性たちの欲望が宝石に魔力を与えるのか、それはよくわからない。


 世界には息をのむほど美しい宝石があるが、中には恐ろしい呪いがかかっていて、身に着ける者を取り殺すと言われているものもある。

 ここでは、おそろしい逸話を持つ6つの呪いの宝石を見ていこう。
【1. ホープ・ダイヤモンド】

 この上なく美しいブルーのホープ・ダイヤモンドは45.52カラットもの見事な宝石だが、所有者たちを壊滅的な災いに陥れた。

 17世紀、このダイヤは一国の王など著名人たちが所有したが、多くが金銭的なトラブルで身を滅ぼした。

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45.52カラットの・ダイヤモンド image by:public domain
【2. コ・イ・ヌール・ダイヤモンド】

 105.6カラットのコ・イ・ヌール・ダイヤモンドは、インドのゴルコンダにあるコラー鉱山で発見されたと言われている。諸説あるが、5000年もの前のものである可能性があり、この美しいダイヤを巡って争いが起こり幾多の血が流れた。

 かつては世界最大のダイヤモンドと呼ばれ、その歴史において周辺国の幾人もの王侯がその所有を争った。最終的にインド女帝となったイギリスのヴィクトリア女王のものとなり、現在はロンドン塔で展示されている

 伝承によると、男性はこのダイヤを所有してはいけないという。このダイヤを持つ者は、世界を手に入れることができるが、その不幸もすべて知ることになるだろうというのだ。神と女性のみが、無事にこのダイヤを身に着けることができる。

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image by:wikimedia commons
【3. デリー・パープル・サファイア】

 この宝石は、実際にはアメジストで、これまでの所有者に財政問題、健康問題など不幸もたらしたと言われている。

 エドワード・ヘロン=アレンというかつての所有者は、「この石は呪われていて、血で汚れ、所有した者すべての屈辱にまみれている」と言って、未来の所有者に決して直接扱わないよう警告した。


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Urban Legends: The Delhi Purple Sapphire
【4. ラ・ペレグリナ・パール】

 結婚生活を長く続けたいのなら、この真珠には手を出さないほうがいい。16世紀、パナマ湾で発見され、50.6カラットとこれまで見つかった真珠の中で最大級のひとつだった。

 この真珠を手に入れてから、スペインのフェリペ二世と妻のクイーン・メアリ一世は破局。現代でも、エリザベス・テイラーとリチャード・バートンは、この真珠を所有しているとき、二度結婚して、二度離婚した。この真珠を持っていたテイラーは、合計8回結婚した。

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ラ・ペレグリナ・パールを身に着けたクイーン・メアリ一世
【5. ブラック・オルロフ】

 1800年代始め、67.50カラットの黒いダイヤモンドがインドで発見された。この宝石は極めて悲惨な呪いと結びついている。

 ロシアの皇太子妃ナディア・オルロフはこの宝石を所有していたときに自殺したと言われている。かつてこのダイヤを所有していた者の多くがなんらかの死をとげている事実は不気味だ。

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【6. ブルーダイヤモンド】

 謎に包まれた宝石で、現在どこにあるのか、実際に存在したのかどうかすら誰も知らない。1989年、タイ人の男が、サウジの王家から宝石をごっそり盗んで、掃除機の袋の中に隠し、こっそりタイに持ち帰った。

 問題のブルーダイヤを含めたいくつかを売り払ったが、結局警察に捕まり、何年か牢獄に入ることになった。


 このブルーダイヤに関わったサウジの外交官やビジネスマンも、殺されたり謎の失踪をしていて、このダイヤを違法に扱った者は、結果的に呪われることになるようだ。

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iStockReferences:mysteriousuniverse/ written by konohazuku / edited by parumo

記事全文はこちら:決して身に着けてはいけない。世界6の呪われた宝石 http://karapaia.com/archives/52292028.html
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