フクロウの赤ちゃんが行き倒れ！？いいえ違います、頭が重いのでうつ伏せで眠るのがデフォなんです

行き倒れ感のあるフクロウの赤ちゃん image credit:Mark Rees/Twitter
　フクロウというと夜行性で、日中は木に止まって寝ている姿を想像してしまいがちだが、Twitterでシェアされた、なんだかホラー感漂う1枚の写真に、ユーザーらは衝撃を受けた。

　まるで殺人（鳥）事件が起きたのか？行き倒れてしまったのか？それとも酔っ払って突っ伏した？その写真には、地面に顔を押し付け、うつ伏せ状態になっている赤ちゃんフクロウの姿が！

　このフクロウに、いったい何がおきているというのだろう？

　まず安心して欲しい。フクロウはちゃんと生きている。単に頭が重すぎて全体重が支えられず、うつぶせになって眠っているだけなんだそうだ。
【うつ伏せ状態のフクロウの写真が大反響】

　Twitterでシェアされた1枚の写真は、多くのユーザーに衝撃を与えた。


　そこにはうつぶせで倒れているフクロウの姿が。ダラリと垂れ下がったかのように見える翼部分と脚から、行き倒れてしまったかのように見えるが、このシロフクロウの赤ちゃんは、ただ眠っているだけなのだそうだ。

こんなふうにフクロウの赤ちゃんが眠るのを初めて知ったよ。それに脚もこんなに長いなんて、今まで見たことなかった。


【安心してください。寝てるだけです】

　実は、去年にもこの写真がRedditに投稿されており、その時もかなり話題になっていたという。

　確かに、その光景はちょっぴりホラーでもあり、「帰宅したフクロウ、酔っぱらって突っ伏す」感もある。

　結局、写真の出どころがどこなのかは不明のままだが、この画像はフォトショではなく、紛れもないフクロウの真実の姿であることは判明している。

追記（2020/07/01）：コメント欄によると写真の出所は、日本のTwitterユーザー、nagaさんが2018年8月に公開したもので、は静岡県にある日本平動物園にいるフクロウだそうだ。シロフクロウのハリーくんとポッターさんの子どもだという。



【頭が重すぎてうつ伏せで眠るフクロウの赤ちゃん】

　掲示板に投稿された専門家のコメントによると、成熟したフクロウは木に止まって眠るが、赤ちゃんフクロウは頭の重さを未発達の体で支えるには重すぎることから、こんなふうに横になって眠ることが多いのだそうだ。

　別のユーザーも、木の上で横になっているフクロウの写真をシェア。




【フクロウの脚は意外に長かった】

　更に言えばフクロウの脚って意外と長い。

[動画を見る]

　フワモコの被毛で、足先だけが見える状態で木に止まっているフクロウからは、到底美脚の持ち主とは想像できないが、実はフクロウの脚はエレガントだったことがわかる写真をユーザーらはシェアしている。





　こちらの骨格写真を見ると、体の半分が脚であることがわかる。


　確かにこれでは、発達していない脚でもって、赤ちゃんフクロウがその体を支えて眠るのは困難だろう。

　なお、環境保全に献身的な非営利団体の全米オーデュボン協会（National Audubon Society）によると、「フクロウの昼寝は短く、眠っている間に餌を与えられても目を覚ますことはない」ということだ。

　Twitterでシェアされたこの突っ伏してに眠っている姿も、もしかしたらかなり爆睡中だったのかもしれない。

written by Scarlet / edited by parumo

記事全文はこちら：フクロウの赤ちゃんが行き倒れ！？いいえ違います、頭が重いのでうつ伏せで眠るのがデフォなんです http://karapaia.com/archives/52292115.html
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