ある意味自給自足かな?自分の書いたキノコの本でキノコを栽培し、それを食べるという菌類学者の面白実験

キノコの本でキノコを栽培してそれを食べる科学者 image by:Merlin Sheldrake
 科学者の原動力はその飽くなき探求心にある。彼らの尽力により社会はより良いものとなっていくわけだが、時に常人には想像もつかない奇想天外なことを「科学の名のもとに」実験してくれたりもする。

 ミステリアスな菌類に魅せられたある科学者はとてもユニークな方法で「ヒラタケ」というキノコの旺盛な食欲をし証明した。

 自分で書いたキノコの著書でヒラタケを栽培、ワサワサと育ったヒラタケを本からちぎって収穫し、自ら美味しくいただくという、驚きの自給自足法を動画で紹介してくれたのだ。
【これがヒラタケの咀嚼音だ!】

 菌類学者のマーリン・シェルドレイク氏は、『Entangled Life: How Fungi Make Our Worlds, Change Our Minds, and Shape Our Futures(もつれた生命 キノコが形作る世界・心・未来)』の著者だ。

 今年初めにアメリカで出版された著書のPR動画はとにかく変わっている。真新しいはずの本は、食欲旺盛なヒラタケに捧げられ、まるで古墳から発掘されたばかりの古文書のようだ。

 そこには電極が取り付けられており、ヒラタケの生体電気を検出。これを振動に変換することで聞こえてくる奇妙なビートは、まさにキノコが本をムシャムシャと咀嚼する音だ(なお、キノコを使った新ジャンルの音楽もあるとのこと)。



【食欲旺盛、何でも食べるヒラタケ】

 動画の中でシェルドレイク氏が語っているように、ヒラタケはほとんどなんでも食べるという。原油からタバコの吸殻、さらには植物を枯らしてしまう除草剤までとにかくなんでもだ。お腹がペコペコならば、線虫を仕留めて殺すことだってあるのだそうだ。

キノコが本をガツガツ食べてくれるので、最初は嬉しく思いましたが、よく考えてみると、別に本の内容を気に入ってくれたわけではないですよね。

それでもホッとする眺めではありますけれど。究極の雑食性のキノコがちっとも食べてくれなかったら、少しへこみますからね。


【今度は自分がキノコを食べる】

 そうやって健やかに成長したキノコ付きの本を手にとったシェルドレイク氏、「今度はキノコが食べられる番ですよ」と宣言。

塩漬けにする分は取っておいて、残りはフライパンで焼いて今から食べちゃいます。――というわけで、ただいまニンニクと油でヒラタケを炒めています。シンプルにね

 食欲旺盛なヒラタケは栽培も簡単そうだ。ちなみにヒラタケは癖がなく、汁物、鍋物、炊き込みご飯、天ぷら、うどんなどさまざまな料理に利用できる。

 最近自宅で手軽にできる「シイタケ栽培キット」が流行っているけど、ヒラタケもよさそうじゃん?Amazonで「ヒラタケの種駒」が販売されているので、ちょっと育ててみようかしら。食欲旺盛っぷりとか見てみたい。

記事全文はこちら:ある意味自給自足かな?自分の書いたキノコの本でキノコを栽培し、それを食べるという菌類学者の面白実験 http://karapaia.com/archives/52292263.html
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