
タイに住むお寿司好きの一家が、いつものようにスーパーでパックの寿司を購入したところ、なんとネタのエビが青い蛍光色を発しており、驚かされた。
その様子を動画に収め、SNSでシェアしたところ拡散。
どうやら、蛍光色になっているのは細菌繁殖のサインのようで、専門家は「低温保管が適切でなかったために細菌が増殖したのでは」と指摘している。『Oddity Central』などが伝えた。
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Glowing Blue Sushi Shocks Family
【スーパーで購入したパック寿司のネタが蛍光色を放つ】
タイ中部ノンタブリー県に住むアルン・ヨルパイブーンさん(58歳)は、いつものスーパーでパック寿司を購入し、家に持ち帰ったところ、薄暗い場所でネタのエビが青い蛍光色を放っていることに気付き、驚いた。
一家は、この仰天事案を動画に収めることにしたわけだが、息子のナッサナイさん(21歳)は光るエビを手に取り、部屋の電気を消すと、エビが異様な光を放っていることがわかる。
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アルンさんによると、エビは生ではなく茹でてあったそうだ。よく見てみると、尻尾が2つあるので、甘エビのようだ。驚くことに、このエビをナッサナイさんは1つ食べたという。しかし、その後体調に変化は見られなかった。
【蛍光色に光るのは細菌繁殖のサイン】
「寿司が好きだからよく食べているけど、こんなの見たことなかった」と話しているナッサイさん。食べた後も体調を崩さなかったことは幸運だろう。
この1件について、タイのチュラロンコン大学の生物学教授は次のように注意喚起を促した。
通常、魚介類は蛍光菌(緑膿菌とも)に汚染される傾向があります。
調理加熱によりそれは根絶されますが、寿司ではほとんど未調理なので、バクテリアの数を制限するために非常に低い温度で一時期保管する必要があります。このエビは、おそらくその処理が十分にできていなかったため、バクテリアが繁殖したのではないでしょうか。
エビには複数の細菌が存在するため、販売前には厳密な検査が必要です。また、蛍光菌が湧いている寿司を食べるべきではありません。感染症や食中毒に苦しむことになりかねないからです。
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アルンさん一家にとっては「光る寿司」は、初めての経験だったようで、「驚きの教訓。今後はもっと慎重に選ぶようにする」と話している。
欧米では、寿司ブームが久しい。しかし、日本で売られている寿司のように適切な処理がされていない場合もあるため、十分注意が必要といえるだろう。
追記(2020/08/11)本文の息子の名前の間違いを訂正して再送します。
written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:スーパーで購入したパック寿司のエビが青い蛍光色に光っていた件(タイ) http://karapaia.com/archives/52293552.html
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