衝撃のラスボス感!ハゲワシの第二形態が想像以上にすごかった

ヒマラヤハゲワシの第二形態がマジびっくり/iStock
 鳥界のトップに立つ猛禽類といえば、空を舞う大きな翼や堂々としたボディ、獲物をがっちりつかむ鋭い爪などが頭に浮かぶが、海外掲示版にてある猛禽類の意外な姿がにわかに話題となっている。

 それは、ヒマラヤハゲワシが体を大きく広げている姿なのだが、あまりの豹変っぷりに、ハゲワシというよりは、ラスボス級のグリフォン。


 ではその第二形態をご覧いただこう。
【ヒマラヤハゲワシ、衝撃の第二形態】

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 パッと見だと、青っぽい大きな目をもつ鳥系のクリーチャーがこちらに向かってとどめを刺しに来てるようにみえなくもない。

 だが、その正体は頭を低く下げたまま翼を半開きにして歩くヒマラヤハゲワシの第二形態なのだ。ハゲワシの長い首が見当たらないという人は中央に注目だ。そこに小さな頭があることに気づくだろう。

 どうやらこの姿で近づいてくる外敵を威嚇しているらしい。

【腐肉が主食の猛禽類ヒマラヤハゲワシ】

 タカ目タカ科のハゲワシ亜科に属するヒマラヤハゲワシは、ヒマラヤ山脈やチベット高原など高地に生息する大型の猛禽類だ。

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 その体重は平均およそ9kg、翼開長はおよそ2.5~3mと巨大なため、現地ではヒマラヤで最大かつ最重の鳥とみなされている。

 成鳥のボディや翼は淡い茶や濃茶系。足元までふもふした羽に覆われているが、その下の皮膚は青っぽい色をしている。

 食性は多くのハゲワシと同じ腐肉食で、動物の死体や捕食者が食べ残した獲物などをいただく掃除屋的な存在だ。

 なお体が大きな猛禽類でも死んだ動物を食するヒマラヤハゲワシの毎日はわりと静かなものらしい。


 日中は山岳地帯の岩山の上などにたたずんで日光を浴び、一般的な鳥のように羽ばたき続けることができないため、高所から気流や風に乗って飛行して動物の腐肉を探したりしているそうだ。

この件に関する海外の反応は...

・神話の生物が誕生する過程がわかった気がする。

・ファイナルファンタジーに出てきそう。

・ダンジョンズ&ドラゴンズってRPGのオウルベアだ。名前のまんまフクロウとクマ混ざったやつだけど。

・本当の目を探すのにけっこう時間かかったわ。

・古代人とかもこれ系の目撃情報で異文化の生物を伝説化したんじゃないか。

・ネパールでこの鳥に出くわしたことある。早朝に道の真ん中でのんきにひなたぼっこしてて逃げもしないんだ。俺らはそこを通らなきゃいけなかったから3mぐらいまで近寄って5分くらい凝視し続けたらようやくデカい羽を広げて崖から飛んでったよ。

・ポケモンにいそう。

・つまりこういうのから都市伝説が生まれるわけね。


・体を大きく見せたいのか?

・詳しいことは知らんが捕食者を寄せつけないための威嚇だろうな。

・私見だが、頭を下げたこの姿勢なら腐肉目当てに近づいてくる他の動物を脅しながら食べられるよね。


【腐肉が主食の猛禽類ヒマラヤハゲワシ】

 海外ユーザーのコメントにもあるように、確かにハゲワシには食事の際に翼を広げて体を大きく見せて他を威嚇することがあるようだ。
 
 ついでにちょっとググったらアメリカの動物園で似たようなポーズでヒョコヒョコ歩く個体を発見。忍び足のつもりなのかもしれないけど、この歩行もセットなら怖いというよりむしろかわいいよね。

シンシナティ動物園でハゲワシのお食事タイム
[動画を見る]Vultures at Feeding Time - Cincinnati Zoo
References:redditなど /written by D/ edited by parumo

記事全文はこちら:衝撃のラスボス感!ハゲワシの第二形態が想像以上にすごかった http://karapaia.com/archives/52293798.html
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