
アメリカ人が選んだインスタントラーメンベスト10(2020)image credit:The Ramen Rater
世界中で大人気のインスタントラーメン(袋麺)は、時に外国ならではのユニークな食べ方も紹介されたりなんかしていて、そのファン数が多い。
アメリカ人のハンス・リエンズチさんもその1人で、彼はSNSや自身のサイト『The Ramen Rater』で世界のインスタントラーメンランキングを毎年発表している。
カラパイアでも不定期に彼のランキングを紹介しているが、2020年版が公開されていたので、見ていくことにしよう。
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The Ramen Rater's Top Ten Instant Noodles Of All Time 2020 Edition
【これまで3487袋のインスタントラーメンを試食】
インスタントラーメンが大好きなハンスさんは、これまで3487袋を試食し、毎年そのレビューを紹介してきた。
「美味しいラーメンが多すぎて、本当はトップ20やトップ50もしたいぐらい」と言うハンスさんだが、在宅で2人の子供の世話に明け暮れる日々を過ごしており、トップ10を選ぶ時間さえなかなかないそうだ。
基本的にはアメリカで購入できるもののようで、トップ10全てが、アジア、東南アジアのもののようだね。
彼が選んだ2020年版ランキングは以下の通りとなっている。
■ アメリカ人が選んだインスタントラーメントップ10
【10位:Prima Taste/シンガポール・ブラックペッパー・カニ風味ラーメン(シンガポール)】
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今年新たにリストに追加されたこちらの1品。Prima Tasteの麺はいつも歯ごたえと厚みがあるが、こちらは贅沢な黒コショウソースをあわせた記憶に残る美味しさだ。シンガポールでは、最もよく知られている風味のひとつ。
【9位:MyKuali/ホワイトフィッシュスープ麺(マレーシア)】
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同メーカーのラーメンでは、2013年のペナン・ホワイト・カレーが私の中ではイチオシで、カレーのスパイシーさが絶妙だった。この1品は、正直あまり期待していなかったんだけど、やはり辛さに重点を置いてはいないが、麺はイケる。質感がふっくらとしていて、スープは魚のチャウダーのように豊かな香りと深い味わいがある。
【8位:Sau Tao/トムヤンクンフレーバーラーメン(香港)】
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ちょっと待って、トムヤンクンってタイじゃなかった?と誰もが思うだろう。でも、この香港発のラーメンは、まさにタイの香り豊かなトムヤンクンといってもいいほど、レモングラスやトマトの香ばしい風味、そして少しスパイシーな味わいが爆発していて、ストレート麺と見事に調和している。絶対的に私のお気に入りだ。
【7位:Mom’s Dry Noodle/担担麺(台湾)】
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台南の美しい太陽の下で乾燥されたこれらのノンフライ麺は、絶妙な食感と歯ごたえを与えてくれる。味は非常に複雑で、甘く、塩辛く、辛く、そして風味もあり、台湾料理のすべての最高の側面がここから生まれているようだ。長年にわたりこのメーカーに期待しているが、この1品はシンプルで素晴らしい麺の一例といえるだろう。
【6位:Prima Taset/シンガポール・カレー全粒麺(シンガポール)】
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毎回、トップ10ランキングで紹介しているこの1品。全粒穀物だとわからないほど、麺は歯ごたえとボリュームがあり、ザラザラした食感は全くない。袋には、エキゾチックなスパイスとハーブがたっぷり入った濃厚なスープとココナッツミルクパウダーの巨大な小袋があわせてついている。
【5位:A-Sha/グルメビーフ・ヌードルスープ(台湾)】
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この麺は、非常に風味豊かな牛肉のスープに浸されている。牛肉はとてもジューシーで風味が良く、台湾で最も人気のあるビーフヌードルスープを非常によく表している。旧正月などの特別な休日に発売される和牛を含むプレミアムバージョンもインスタントラーメンとなっているようだが、私はこの1品がお気に入りだ。
【4位:Red Chef/グリーン・トムヤムスープ麺 2019年12月製造(マレーシア)】
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マレーシアのインスタントヌードルは改善頻度が高く、こちらの新バージョンも麺は同じだがスープが少し変わった。よりエビの味が濃くなってすっきりした麺の味わいと見事に調和している。
【3位:Samyang Foods/カルボブルダック・トッポッキ(韓国)】
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韓国の人気インスタントラーメン「ブルダック炒め麺」から発売された、スパイシーカルボナーラ麺。歯ごたえのあるモチモチした麺との組み合わせで、とても美味しい。ちょっと辛すぎると思ったらクリームチーズを加えてみるといい。本当に美味しくなるから。
【2位:Red Chef/スパイシーサクラエビのスープライス春雨&麺 新レシピ(マレーシア)】
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今年の新バージョンは、海老のスープに焼きそばと春雨を合わせたものだ。スープは、これまでよりも最も強く、最も甘く、油っぽいエビの味がして、実に美味しい。揚げた玉ねぎをのせるとより最高の1品となるはずだ。
【1位:Prima Taset/シンガポール・ラクサ全粒麺(シンガポール)】
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やっぱり今年もこれが1位になった。非常に豊かな風味があるスープは、シンガポールの味わいそのもの。エキゾチックなスパイスとココナッツクリームパウダーのたっぷりした小袋が、味の決め手となっている。ただの鍋で煮るインスタントラーメンだが、まるでレストランで食べるかのような絶品の味わい。
2016年には日本のサッポロ一番ソース焼きそば、2018年には出前一丁などがランクインしていたのだが、2020年は選考に漏れてしまったようだ。
でもそういわれてみれば、日本って、カップラーメンは毎年多種多様なバージョンが登場しているけど、袋麺に関してはそこまででもないかな?って気はする。
カップラーメンに関するランキングだとどうなるんだろう?
written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:ラーメン大好きアメリカ人が選んだインスタント袋麺トップ10(2020年版) http://karapaia.com/archives/52294988.html
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