
飼い主にプレゼントするために、近所で盗みを繰り返す猫 image credit:songsofmyfelines/Instagram
猫は飼い主に自分で狩った小動物などをお届けするシステムを持つことでしられているが、この猫の場合、一枚上手だったようだ。
その猫は裏庭を徘徊しては、ご近所さんの所有物を次から次へと盗み、家に持ち帰り、ドヤ顔で玄関前にお届けする。
猫が持ち帰ってくる“プレゼント”のチョイスは謎に満ち溢れており、ダーツの矢や靴下、手袋、更には犬の糞を入れた袋など多岐にわたる。
今では飼い主は猫の届かない場所に「窃盗品入れ」と名付けたバッグを設置して、(犬の糞以外)猫が盗んできた物を入れ、隣人へ返しているそうだ。
【隣人の物を盗んでは飼い主にプレゼントする猫】
どこの国に住んでいるかは不明だが、モニカさんという飼い主が飼っている猫のチャイナは、窃盗常習犯、いわゆる「泥棒猫」である。
とは言え盗んでいるという意識はなく、あくまでも飼い主へのお土産もしくはプレゼント感覚のようだ。
モニカさんいわく、チャイナの窃盗癖は2,3歳の頃にスタートしたという。
ある日、同居人が仕事に出ようと洗濯した靴下を履こうとして、見当たらないことに気付いた。実は、チャイナがこっそりと全ての靴下を盗み、モニカさんのドア先へと置いていたのだ。
以降、チャイナは「欲しいものは必ず手に入れる」という強い性格を発揮し、次から次へと隣人の物を盗んでは、モニカさんのもとへと持ち帰った。
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ある日は、私が仕事に出ようとしてドアを開けたら、タバコの箱が置いてあるのに気づきました。同居人のものだと思い、ドアのそばに置いておいたのですが、帰宅するとドアのところに今度はマッチが置いてあったので困惑しました。(モニカさん)
チャイナが持ち帰ったものを、モニカさんはドアに置かれるなりすぐ持ち主に返していた。しかし、チャイナはそれが気に入らなかったようだ。
「ちょっと!それはアタシがプレゼントしたものなのよ!」と言わんばかりにすぐにまたドアのところへと持ち帰って来たのです。だから、その日が終わるまで待って、全ての窃盗品をまとめて持ち主に返す、ということを繰り返していました。(モニカさん)
【ビデオには窃盗行為の数々が】
コロナによるパンデミックの最中は、モニカさんは職を失い、ずっと家にいるようになった。そのため、チャイナは朝から自由にモニカさんに外に出してもらえるようになった。
すると、窃盗行為はエスカレートしたようだ。
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1日中気ままに室内外を出入りしているチャイナは、1日中物を盗んで帰ってきます。最大3~4つも物を持ち帰ることもあります。盗んで帰ってくると、必ず私を鳴いて呼ぶのです。(モニカさん)
そこで、カメラをセットし、チャイナの窃盗行為を捉えることに。
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モニカさんは、飼い猫のこうした悪癖でさえかわいいと思っていたが、やはり窃盗被害に遭った隣人の反応は怖かった。必ずしも「猫がすること」と大目に見てくれる人ばかりではないからだ。
しかし、1日中チャイナを室内に閉じ込めておくこともしたくなかった。
そこでビデオを撮影し、盗まれたものをまとめてバッグに入れてチャイナの届かない場所に設置し、説明と自身の連絡先、TikTokの動画のリンク先を記したメモを入れておいた。
すると、猫を飼っているという隣人から連絡があり、ビデオを見て笑ったこと、盗まれたことをあまり気にしていないことなどを伝えられ、モニカさんはホッとしたという。
以下は、チャイナの窃盗行為パート2~5だ。
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ちなみに、モニカさんはチャイナの他にワッフルという不安症のオス猫も飼っており、チャイナはワッフルのよきサポート役になってくれていると話している。
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そんな2匹の様子は、インスタグラムアカウント『songsofmyfelines』から閲覧可能だ。
written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:ご近所で盗みを繰り返す泥棒猫、その理由は飼い主にプレゼントするため http://karapaia.com/archives/52298036.html
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