
デンマークの子供向け番組が物議をかもす image credit: youtube
デンマークでは、去年にも全裸の大人たちから体について学ぶ子供向けテレビ番組が物議を醸したが、今年も新年早々スタートした子供向けのストップモーション・アニメーション番組が同様の反応を得ているようだ。
それは、実際に存在する人物を基にした「世界一長いイチモツを持つ男性」が主人公の番組なのだが、第一回放送を見た親たちからは賛否両論の声が寄せられているという。
『Lad Bible』や『theguardian』などが伝えた。
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John Dillermand: Intro
【世界一長いイチモツを持つ男性を主人公にしたアニメがスタート】
デンマークでは、新年早々子供向けのアニメーション番組として、世界一長いイチモツを持つ男性が主人公の『John Dillermand(ジョン・ディラーマンド)』というシリーズ放送が始まった。
赤と白の縞模様の服を着た中年男性ジョン・ディラーマンドは、数メートルの長さまで伸びることができるイチモツを持っている。そしてそれは、世界一長い。
ジョンは、毎日の様々なタスクをそのイチモツを使ってこなしてゆく。例えば、ライオンを飼いならしたり、ヘリコプターのように飛び回ったり、犬の延長リードとして利用したりと、服と同じ色のイチモツを道具として自由自在に操る。だが、時にそれはジョンとは独立して行動し、彼を困らせる。
そんなジョンの姿をおもしろおかしくシリーズにした内容の番組は、1月2日から公共放送局DRの子供向けチャンネルDR Ramasjangで放送開始となった。
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"John Dillermand" - Der "lange Dodel" wird zum Star im danischen Kinderfernsehen
初回エピソードは86000人が視聴し、好調なスタートを切ったかと思われた。ところが、子供の親から賛否両論の声が寄せられたという。
【「子供番組として不適切」と物議を醸す】
公共放送局DRが、デンマーク性教育協会『Sex&Sumfund(セックス&サムファンド)』と共同で作成したこの番組は、4歳から8歳の子供向けに作成され、子供たちがおもしろさを感じることを目的としたものだった。
だが、視聴していた一部の親からはそのような年齢の子供が視聴するには不適切だと抗議の声があがり、「子供が自分のイチモツを曝け出すのはいいことだと勘違いする可能性がある」「レイプ文化を正常化することに繋がる」「小児性愛者への蹂躙、または女性に対する性的暴力に対する#MeToo運動を軽視している」などという厳しい非難の声も寄せられた。
初回エピソードを見て、その内容に大きなショックを受けた親たちは、Facebookで「もう子供には絶対に見せない」とTV局に憤る者もいたが、中には「子供向けの番組なのだから、大人目線で性的に見るのではなく、純粋に楽しめばいい」という寛容な声もあったようだ。
これらの賛否両論を受けた上で、DR Ramasjang側は声明文を発表。引き続き、番組のシリーズを放送していく旨を明らかにしている。
written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:「世界最長のイチモツを持つ男」デンマークの子供向けテレビ番組が物議をかもす(デンマーク) http://karapaia.com/archives/52298144.html
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