
世界最強のパワービルダーと腕相撲対決 image credit: youtube
パワーリフターとボディビルダーをミックスした「パワービルダー」は、その言葉通り筋肉隆々のボディーと半端ないパワーを持つ最強の人間だ。
そんなパワービルダーの世界で「最強の男」と呼ばれるアメリカ人ラリー・ウィールズさんが、一回り以上小柄なインドのアームレスラーとアームレスリングの試合を行ったところ、最終ラウンドで負けてしまったようだ。
世界最強のラリーも、ピンポイントで攻める強さには勝てなかったようだ。
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Rahul Panicker vs Larry Wheels Supermatch
【世界最強のパワービルダー、アームレスリングにチャレンジ】
世界的に人気のパワービルダー、ラリー・ウィールズさん(27歳)が、このほどアラブ首長国連邦のドバイで、インドのアームレスラー、ラウル・パニッカーさん(31歳)とアームレスリングの試合に挑んだ。
身長185.5cm、体重115kgのウィールズさんは、パワービルダーとして重量、肉体ともに世界最強クラスを誇っており、これまでの自己ベストはベンチプレスが306kg、デッドリフトが408㎏、スクワット384㎏というとんでもない記録で、世界一のパワービルダーと呼ばれている。
そんなウィールズさんが挑んだ相手パニッカーさんは、過去10年間で6つの国内タイトルを獲得しているアームレスリングチャンピオンだ。
アームレスリングにおいては、インドではおそらく右に出る者がいないと言っても過言ではないパニッカ―さんだが、体重は70kgで体つきもウィールズさんより一回り小さい。
果たして、この試合どんな結末を迎えるのだろうか。2人の挑戦者の周りには多くの観戦者が集まり、その成り行きを見守った。
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【最終ラウンドでウィールズさんに勝利したパニッカ―さん】
最初の2ラウンドは、余裕でウィールズさんが勝利したように見えた。やはり、アームレスリングチャンピオンも世界最強のパワービルダーには勝てないのか…。そんな雰囲気が出来上がりつつある中、ウィールズさんは密かに腕に疲れを感じていたようだ。
数回ファウルがあった中で、冷静に勝利のタイミングを狙っていたパニッカ―さんは、じわじわとウィールズさんを追い詰めて行った。
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同様に2ラウンドの勝利を果たし、追いついたパニッカ―さん。
見事、最終ラウンドではウィールズさんを打ち負かした。
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普段は貿易関係のソフトウェアエンジニアとして働いているというパニッカ―さんだが、スポーツ一家の家に育った。
父は、インドで「パワーマン」の称号を持つパワーリフティング選手、おじの1人はウェイトリフティングのチャンピオンで、国の代表チームのコーチも務めていたという。
また、もう1人のおじはケララ州でボディービル協会の秘書をするなど、身内の男性全員がスポーツに携わっていることから、パニッカ―さんも自然とスポーツに惹かれるようになったそうだ。
スポーツをしているおかげで、家族みんなが健康だと話すパニッカ―さん。今回の試合で世界最強のウィールズさんを負かした事実は、彼の更なる自信に繋がっていくことだろう。
written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:世界最強のパワービルダーと腕相撲対決し勝利した一回り小さいインド人アームレスラー http://karapaia.com/archives/52298250.html
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