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西オーストラリアの海岸でひときわ存在感を放つ物体が目撃された。ひしゃげた楕円形で、オレンジに赤の縁取り、中には落書きのような赤い模様。
エイリアンの忘れ物?と思うほどにクリーチャーなルックスをしているその生物は、ウミウシの仲間だという。
【オーストラリアで発見された巨大なウミウシ】
1月中旬、西オーストラリア州パースの北1,200 kmにあるコーラル・ベイ海岸の浅瀬で目撃されたのはミカドウミウシ。外套膜を大きく広げた状態で存在感を放っていた。
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見事なるクリーチャー感
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ミカドウミウシは平均で30cm、最大で60cmに達する大型種だ。インド洋、西太平洋、中部太平洋、南太平洋に広く生息する。日本にもいる。
体の色は個体差があり、淡黄色や赤色、赤紫色など変化に富む。水中の酸素を取りこむウミウシ特有の二次鰓(にじえら)が肛門を中心に6カ所あることから、学名はHexabranchus sanguineus(血色の六えら)だ。
その体は柔らかく平らで、外套膜(がいとうまく)が大きく、通常は内側に巻いているが、刺激を与えると大きく広がる。
外套膜をを波打たせ遊泳する姿がフラメンコダンサーがスカートを翻しているように見えることから、英語ではスパニッシュダンサーと呼ばれている。
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ミカドウミウシのダンス スパニッシュダンサー Hexabranchus sanguineus
記事全文はこちら:なんじゃこれクリーチャー。浅瀬で存在感を放つミカドウミウシ https://karapaia.com/archives/52298887.html
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