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2020年、新型コロナウイルスの出現により世界は混沌と化した。更に2021年は、「ゾンビウイルスが蔓延して人類滅亡の危機がやってくる」などという噂が海外でまことしやかに囁かれている。
アメリカでは土葬文化があり、更にはテレビドラマの影響もあって、ゾンビの大量発生を本気で心配している人も少なくない。
ということで、もしもゾンビが出現したらどうすればいいのか?その具体的な対応方法が、なんと国家機関であるアメリカ疾病管理予防センター(CDC)が公式サイトにて指南しているという。
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How to Survive a Zombie Apocalypse
【ゾンビ発生に備えた緊急キットを用意しよう】
CDC(アメリカ疾病管理予防センター)の公式サイトには、『ゾンビ黙示録に備えたアドバイス』がある。
このページは2011年に作成されたものだが、2021年はゾンビウイルスにより、人類がゾンビ化するという噂が広まったため、再び注目が集まっているようだ。
CDCのサイトには、次のように記されてある。
・準備しておくべきもの
まず第一に、家に緊急キットを備えておくべきです。ゾンビのいない難民キャンプを見つけるまでの最初の数日間を通過するための水、食料、その他の物資が必要です。
更にCDCは、キットに含める必要のある複数のアイテムリストを紹介。
・水(1日に4リットル必要)
・食べ物(腐りにくい食べ物を買いだめしましょう)
・薬(処方薬と非処方薬)
・工具と備品(万能ナイフ、ダクトテープ、電池式ラジオなど)
・衛生用品(家庭用漂白剤、石鹸、タオルなど)
・衣類と寝具(家族の着替えや毛布など)
・重要な書類(運転免許証、パスポート、出生証明書のコピーなど)
・応急処置用品(ゾンビに噛まれた場合は手遅れですが、これらの用品は竜巻やハリケーンの際に発生する可能性のある基本的な切り傷や裂傷を治療できます)
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【ゾンビが出現した時の対応方法】
CDCは、緊急キットを作成したら、家族と一緒に座って緊急計画を立てる必要があることもアドバイス。
・ゾンビが出現した場合、近所に1か所すぐに避難できる場所を用意しておくこと。
・ゾンビがお腹を空かせているときは、食べ物(つまり脳)を手に入れるまで止まらないため、町から早く出る必要がある。ゾンビに捕らえられないように、複数の避難経路を事前に確認しておくこと。
・誰に電話で緊急事態を知らせるか、地元の警察や消防署などの緊急連絡先リストを作成しておくこと。
これらの対策は、洪水や地震、その他の緊急事態や自然災害が発生した場合にも実施できることをCDCは述べている。
このことからもわかるように、実際には自然対策キャンペーンの対策法なのだが、ゾンビが出現した際にも役立つようだ。
ニューヨーク州バッファロー大学で医学および生物医学の学部長を務めるジョン・セリック教授は、パンデミックを引き起こした新型コロナウイルスの発生を振り返り、このように述べている。
ボトル入り飲料水や小麦粉、消毒スプレー、トイレットペーパーなど、1年前はどれほどお金を持っていても、特定の物を入手することは非常に困難となりました。くわえて、私たちのほとんどは、十分な物の蓄えが家にありませんでした。
何かあった時のための防災備蓄をしているか否かで、生き残る確率も変わってくることでしょう。
アメリカでは2019年にも、ゾンビが出現した際の対処法が、統計力学によって割り出され研究論文が発表されている。
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それほどまでにゾンビの存在を信じ、恐れているのだ。何が起きてもおかしくない世の中だ。映画やドラマに描かれているゾンビとはまったく同じではないものの、ゾンビのようなふるまいになってしまう疫病が今後流行らないとも限らない。
そんな事態に備えて、様々な状況を想定し、柔軟に対応できるようになることが大切といえよう。
ちなみに、仮にゾンビに襲われた場合自分の生存率がどれくらいなのかわかる診断テストがあるようなので、興味のある人はやってみるといいかもしれない。
あなたがゾンビに襲われた場合の生存率診断
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written by Scarlet / edited by parumo
記事全文はこちら:生き残れサバイバル!ゾンビが現れた時の対処法をアメリカ疾病管理予防センターが指南 https://karapaia.com/archives/52300012.html
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