犬型ロボット「スポット」をリードで繋いで散歩する女性が職質される事案(アメリカ)


 これまで遠隔治療のサポートや研究施設でせっせと働いてきたスポット(Spot)も、ついに愛されるペットの道に目覚めたのか?海外であろうことか飼い犬のごとくお散歩するスポットが話題を呼んでいる。
 
 今月あるYouTuberが、アメリカのフロリダ州でスクラッピーと名付けたスポットを連れ歩く様子を公開。

 
 リードをきっちり装着し、オーナー女性とてくてく歩くスクラッピーは通行人の熱い視線を独り占め。警官から職質されるハプニングも犬らしいスキルや仕草で難なくクリアしたという。

 2年前から一般販売スタート以降、身近な存在へとシフトしそうなスポットのこれまでにない姿をごらんいただこう。
[動画を見る]Robot Dog Stopped by Police on way to the Beach // Scrappy's Adventures

【まさかの職質?スポット改めスクラッピーのお散歩動画】

 これは今月6日に公開されたフロリダ州セントルーシー郡フォート・ピアースのビーチ周辺をお散歩するスポットの映像だ。

 ただし今回のスポットは汎用スポットではない。「スクラッピー」という名前がきちんとつけられた、愛玩用のペットとして購入されたものだ。

 愛犬を散歩させるときのようにリードをつけられ、飼い主女性の歩調に合わせゆっくり歩くスクラッピー。

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 以後映像はスクラッピーのカメラがとらえる光景に切り替わる。

 突如ビーチに現れたハイテクペットはたちどころに脚光を浴び、道行く人がふり返ってはめずらしい光景に吸い寄せられる。キックボードですれ違った少年も再び戻って見物するなど気になってたまらないみたいだ。

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 一方で当のスクラッピーは淡々と、行く手に集まる人々や障害物をうまくかわして順調に歩いていたもよう。

 だが、そこでいきなり警官に呼び止められるハプニング。

 これっていわゆる職質か?

 この時スクラッピーは女性の指示にちゃんと従い、立ち止まって座ったもよう。カメラが上を向き、話しかける警官やスマホを向けるギャラリー、ドリンク片手にいかめしい顔でこちらを見る警官をとらえている。

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 最初は少々いぶかしげだった警官も、女性の指示で犬らしいしつけや仕草を披露するロボット犬に安心したのか次第に笑顔に。

 最後はスクラッピーという名を聞いて、ペット認定してくれたようで無事解放されたようだ。

【従順なスポットにみんなびっくり。高価でもペットになる道が?】

 今までは病院や危険な現場など、特殊な環境で利用されていたスポット。しかしアメリカなどでは既に一般向けの販売が始まっている。

 そのお値段は75,000ドル前後(約820万円)と、一般ピーにはなかなか厳しい価格となってはいるが、セレブたちの間では、ペットとして利用してる人もちらほらいそうだ。

 実際、ロボットめいた外観にもかかわらず、飼い犬のようにおとなしくオーナと並んで歩くスクラッピーは多くの人に衝撃を与えているもよう。

 同じ女性がスクラッピーを散歩させている動画は他にもある。

 人が来ると立ち止まり、障害物をよけて歩いているらしきスクラッピーの後をスマホをかまえたカメラ勢がぞろぞろとついて行く。

[動画を見る]Woman Walks Robot Dog Down Fort Pierce Jetty || ViralHog

 こちらは日没間近のビーチだ。
人々の前に立ち止まり、しっぽの代わりに体を揺らしてみせるスクラッピー。意外な仕草にみんなが思わず笑顔になった。

[動画を見る]Robot Dog's First Sunset at the Beach // Scrappy's Adventures

 そのほとんどが見慣れぬ姿に動揺しつつも、しつけの行き届いた犬のように従順で、愛嬌ある仕草をするスクラッピーに好感を抱くようだ。
 
 アメリカでは犯罪現場に導入されたり、コロナウイルスと戦う医師のサポート役もになうスポットが、愛玩犬としてメジャーになる日は来るんだろうか?
 
 ちなみに今回の映像はYouTubeのスクラッピー専門チャンネルScrappy the Robot Dogにて公開中。このチャンネルは今年2月に開設したばかりで今後はオーナーがスクラッピーとの冒険をシェアするとのこと。気になる人は要チェックだ

written by D/ edited by parumo

記事全文はこちら:犬型ロボット「スポット」をリードで繋いで散歩する女性が職質される事案(アメリカ) https://karapaia.com/archives/52300193.html
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