人生のターニングポイントは45歳。老化する人と若々しいままの人の差が現れる(米研究)

iStock
 誰もが年を取るし老化する。これは疑いようもない事実なのだが、人によっては、年齢の割に若く見えたり、反対に年齢より老けて見える人もいる。


 もちろん日々の体のメンテナンス、性格や美意識、身だしなみ、遺伝子といったことも関係しているのだろう。だが、人によって生物学的な老化のスピードに違いがあるのも紛れもない事実であるようだ。

 『Nature Aging』(3月15日付)に掲載された研究によると、そのターニングポイントは45歳にあるらしい。45歳で体の老化を示すサインが現れる人と、現れない人に分かれるのだそうだ。
【45歳で老化サインが出現する人、しない人】

 米デューク大学のマクスウェル・エリオット氏らは、1972~73年に生まれた1037人のニュージーランド人のデータベースを利用して、生物学的な年齢とその老化スピードについて分析を試みている。

 データベース(ダニーデン・コホート)は、対象者の人生を40年にわたって追跡調査したもので、内臓の状態を示す生体マーカーのデータも記録されている。

 これら生体マーカーから、一部の人たちには45歳になったあたりから体の老化を示すサインが現れることが明らかになったという。

 そうした人たちは、45歳にしてすでに認知機能の衰えが見られ、見た目も老けている。さらに心臓や血管、感覚・運動機能も衰えており、ついでに自らもあまり健康ではないと報告している。

 ところが同じ45歳でも、そうした老化サインが現れない人たちもいる。

 そうした人たちは頭がはっきりしており、心臓や血管も健康的だ。また顔のシワが少ないなど、そもそも見た目からして若々しい。


[画像を見る]
iStock
【何故老化に差が出るのかは今のところ不明】

 残念なことに、老化のペースに影響を与えている要因は今のところ分からない。

 また早く老ける人と、いつまでも若々しい人がどのくらいの割合で存在するのかも不明だし、ニュージーランド人のデータなので、他の国も同じ傾向なのかどうかも分からない。

 分からないことだらけなので、もし自分が老け込むタイプだったら、その運命を甘んじて受け入れるしかないのだろうか?

  だが少なくともエリオット氏は予防が可能だと考えているようだ。

今回の発見は、まだ予防が可能であることを示しています。内臓に重いダメージが蓄積する前である中年期に、生物学的な老化に対応することの大切さを浮き彫りにしています(エリオット氏)

References:Nature Aging / iflscience

 病は気からともいうし、とりあえずはクヨクヨ思い悩まないように前向き考える習慣を付けたり、適度に運動をし、暴飲暴食を避け、お肌の為に紫外線を避け、保湿に気を付けるという最低限のことをやっておけば、少しは違うのかな。

 気持ちが若いと若く見えるというから、若い人と積極的に、かつ嫌がられない程度に絡んでいくのもありかもしれないね。

記事全文はこちら:人生のターニングポイントは45歳。老化する人と若々しいままの人の差が現れる(米研究) https://karapaia.com/archives/52300508.html
編集部おすすめ