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ノストラダムスは16世紀のフランスの医師、占星術師であり、『ノストラダムスの大予言』を著した人物だ。「1999年に人類が滅亡する」と予言したと翻訳されたことで日本で有名となったが、抽象的な予言は様々な解釈が可能なので、人類が存続している今、残された予言も数多く残されている。
最近海外で、ノストラダムが再び注目を集めている。
ノストラダムス研究家のボビー・シャイラーの解釈によると、1551年、ノストラダムスは人類にとっての一連の不幸の始まりとして、コロナウィルスパンデミックを予言していた可能性があるという。
さらに人類は今後数年以内に、深刻な試練の時を迎えるという。第三次世界大戦、大量虐殺を行う支配者の出現、絶滅レベルの大災害が迫ってきているというのだ。
【海外で今、再び脚光を集めるノストラダムス】
16世紀の占星術師ミシェル・ド・ノストラダムスは、今、ディスカバリーチャンネルプラスの新たなドキュメンタリーシリーズの中心テーマになっていて、1666年のロンドン大火や2001年の911を予言したと信じられているこの人物の幻視がさらに掘り下げられている。
イギリスのノストラダムス研究家であるボビー・シャイラーは、番組の中で新たな予言を以下のように解釈した。
【今後数年以内にイギリスで大洪水が起きる】
それによると、ノストラダムスは、イギリスが今後数年のうちに壊滅的な大洪水にみまわれると予言しているという。
それを示していると思われるくだりはこうだ。
セント・ジョージの錫の島で大地が揺れ、戦争が起こる。イギリスは洪水にみまわれ、新たなアウソニア連合が戦争を起こす
アウソニアとはイタリアにある小さな町のことで、ノストラダムスはこの町がイギリスを侵略するだろうと考えたというのだ。
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【大量虐殺を行う支配者が潜んでいる】
また、ノストラダムスが大量虐殺を行う支配者だとしている第三の反キリスト者が、今現在、世界のどこかに潜んでいるとしている。
シャイラーによれば、この第三の反キリスト者は、次の戦争仕掛け人のことだという。
ノストラダムスが定義する反キリスト者とは、罪のない人々を殺す、ヒトラーやナポレオンのような戦争屋のことです。わたしは第3の反キリスト者が、次の10年から20年の間に表われると考えています。つまり、現在どこかで生きている人間です
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【第三次世界大戦が勃発】
また、数年以内に訪れるであろう第三次世界大戦は、先のふたつの世界大戦よりも最悪のものになるだろうとシャイラーは考えている。
次の数年の間、確実に今世紀には、第三次世界大戦が起こる可能性があります。ノストラダムスは、それは25年から29年も続く長期の過酷な戦争になり、続いて小規模な戦争が起こると言っています
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【3797年に地球が破滅するレベルの大火災が起きる】
ノストラダムスは、冷酷で終末的な予言をすることで知られているが、地球は最低でもあと1772年は破滅しないとも言っている。
ノストラダムスは、天上からの炎が降り注ぐ、絶滅レベルの壊滅的な大火災が、破滅の3797年が近くになると起こる可能性があり、その前にもいくつかの大火があると言っています
第三次世界大戦やその他の災害の予言の後は、千年にわたる平和が訪れるようだとシャイラーは言う。
世界大戦の終わりに、土星の時代がやってきて、千年の平和が続くだろう
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【ノストラダムスの予言の解釈の誤りを主張する人も】
だが、冒頭に述べたように、抽象的な予言の書は様々な解釈が可能であり、解釈する人によって内容も異なってくる。
当然こういった解釈に異議を唱える人も存在する。ノストラダムスは、このコロナウィルスパンデミックも予言していたとも言われていたが、の解釈は正しくないと主張するものも当然いた。
ポッドキャスト「Skeptoid Podcast」で、懐疑論を展開するブライアン・ダニングは、自分の番組でノストラダムス予言の解釈の誤りを暴いた。
ノストラダムスが書いたものは、多くの間違った方法で不当に扱われています。曖昧な間違った翻訳、かなりの想像が入った解釈、捏造、作り話の記述。彼の四行連句の中に隠されているとされる本当は存在しない暗号をひとつひとつ無効にしていくのは、膨大な作業になり、間違いのすべては実際に彼が書き残した量の何倍にもなります
References:Nostradamus expert issues grim predictions including 'massive' WW3/ written by konohazuku / edited by parumo
記事全文はこちら:海外で再び注目を集めているノストラダムスの予言の解釈。今後数年以内に起こるであろう3つのこと https://karapaia.com/archives/52300535.html
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