4月23日は国際マヌルネコの日。歌って愛でよう「マヌルネコのうた」

 ふさふさな毛とふてくされた表情が魅力のマヌルネコは、ネコ科の動物としては世界最古の種と言われており、寒い地域で長いこと生き延びてきた。

 だが最近では野生での個体数が減少し準絶滅危惧種に指定されている。
そこで2019年より毎年4月23日は「国際マヌルネコの日」と定められ、少しでも多くの人にマヌルネコを知ってもらい保全に努めようと、世界各地で様々な取り組みが行われている。

 栃木県にある那須どうぶつ王国では、「マヌルネコのうた」のミュージックビデオを制作したそうだ。「マヌルぬるぬる」というフレーズとメロディーが絡み合い、ネコたちの多彩な表情と相まって、何かの術にかかったような気分になる。

【マヌルネコのうた】

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マヌルネコのうた(Pallas's cat song)Official MV

 マヌルネコに関してはカラパイアでも何度かお伝えしてきたが、ふさっふさな毛並みを持ち、どこかとぼけた感じのふてくされた表情が魅力のヤマネコだ。
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 ロシアやインドや中国、モンゴルなど中央アジアの高地の寒い地域に生息している。世界最古のネコ科と言われているが、最近では、生息地の破壊や違法な狩猟、牧羊犬や野犬による捕食などにより、生息数は減少している。

 現在、ワシントン条約附属書Ⅱに記載される将来絶滅の危険性が高い野生希少動物となっており、保全活動が行われているが、高地には病原菌が少なく免疫力が低いため、感染症に弱く飼育下での繁殖はとても難しいと言われている。
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 那須どうぶつ王国には、2頭のマヌルネコ、ボル(オス)とポリー(メス)が飼育されていて、2019年には2匹の間に2頭の赤ちゃんが生まれたことが話題となった。尚、この赤ちゃんエル(オス)とアズ(メス)は現在、繁殖などを目的に2020年、神戸どうぶつ王国」にお引越ししている。

[動画を見る]【動物園やネットでマヌルネコをマヌろう】
 マヌルねこは絶滅が危惧されている保全種なので直接触ることも、ペットにすることもできない。でも動物園にいったり、ネットを見ることで社会的な距離を保ちながら安全に愛でることはできる。

 マヌルねこのうたを聞きながら、マヌルネコの愛くるしい姿を見ることで「マヌる、マヌれば、マヌるとき、マヌかれば、マヌかろう」などと、マヌの言語活用をしたりしなかったりするのもマヌくないだろう。


 さて、もう1回動画を見てマヌってくるか。
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記事全文はこちら:4月23日は国際マヌルネコの日。歌って愛でよう「マヌルネコのうた」 https://karapaia.com/archives/52301204.html
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