
フィリピン、リサール州では7月22日、台風による洪水が発生し、多くの住宅が床上浸水となる被害を受けた。
同州にあるネットカフェでは、雨水が大量に流れ込み、椅子の脚を埋め尽くす勢いで迫っているにもかかわらず、子供たちは熱心にゲームを続けていたようだ。
【台風で浸水しているにもかかわらずゲームを止めない子供たち】
この映像は、フィリピン、リサール州カインタの町にあるネットカフェのオーナー、シオ・サムソンさんが撮影したものだ。
サムソンさんは、台風インファ(台風6号)が来ていることは知っていたが、ここまでの洪水が発生するとは思っていなかった為、いつものようにこの日の営業を行ったという。
ところが事態は思ったより深刻で、雨水が店の中に流れ込んできた。すでに店内では大人の膝くらいの位置まで浸水しており、椅子は水に浮いている。あとすこしでテーブルのパソコンに及ぶ勢いだ。
サムソンさんは、感電の危険があるのでゲームを止めるよう忠告したが、子供たちはいっこうにプレイするのを止めなかったという。
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この地域では洪水が多く、あらかじめ店の電気ケーブルはすべて水位より上にあり、コンセントも頭の高さより上にあるものを使っていた。
サムソンさんはこの映像を撮影した後、すぐに子供たちを安全な場所に避難させたので、負傷者は誰も出なかったと語った。
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Online gaming addicts in cafe continue playing through typhoon flood | New York Post
洪水に慣れている地域とは言え、足元に迫りくる水よりもゲームを優先させる子供たちの姿はとても信じがたく、店側の対応に関しても様々な声が上がっている。
台風インファは、発達しながらフィリピン中部を通過して東シナ海に抜けたが、フィリピン各地では大雨と洪水に見舞われ、何千人もの人々の避難し、農作物に大きな被害が出たという。
ちなみにこの台風は、7月25日、中国東部に上陸し、10万人余りが避難する大規模災害に繋がっている。
written by / parumo
記事全文はこちら:台風で洪水発生、水浸しになりながらネットカフェでゲームをプレイし続けるフィリピンの子供たち https://karapaia.com/archives/52304506.html
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