Appleが自動車業界に参入。2025年に販売予定の「AppleCar」のビジュアルイメージ
image credit:vanarama

 あのAppleが自動車業界に進出!?なる噂はどうも本当らしい。

 現時点で「AppleCar」とよばれる車の全貌は今もなお謎に包まれてるが、ここにきて「スケジュールが前倒しになり2025年発売を目標に開発中」との情報が流れてるのだ。

 順調にいけばあと数年で新車ラインナップに並びそうなApple初の電気自動車。それは一体どんな姿なのだろう?

 こうした中、海外のカーリース会社が期待を込めて発表したAppleCarのビジュアルイメージが注目を集め、車愛好家たちも見逃せない事態になっている。

カーリース会社が予想!Apple Carはこうなる? 白いボディにミニマルな印象の斬新なデザイン。こちらはイギリスのカーリース会社Vanaramaが予想する「AppleCar」のビジュアルイメージだ。

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 この車はあらゆる機能を搭載したSUVで業界のトレンドにも合致するという。

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 このそぎ落とし感とか確かにAppleっぽく見えなくもないが、こうしたビジュアルにはそれなりの根拠があるという。

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Appleの特許を基にデザイン。ピラーレスで好みの位置で操縦可能に? 設計にあたりVanaramaが着目したのは特許だ。

 ただ漠然とそれらしい車を思い描いたのではなく、Appleが実際に米国、ヨーロッパ、日本で取得もしくは出願中の自動車の特許に基づき、製品スタイルも参考にしつつ構想を固めた。

 この新型車両はピラーレス構造を採用。近年日本でも見かける柱のない構造で内部もすっきり。その構造によりドアも大きく開くようになっている。

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改良された車のシェル構造の概要を示す特許がいくつかあります。ドアピラーがなく、フロントとリアのドアが逆になっていて、荷物や乗客の移動が簡単になります。
 イメージではシートも回転する仕様。これなら後部座席を振り返る手間もいらず、乗り降りも楽になりそう。

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 中でも注目なのは内装だろう。そこにはAppleが提供してきた製品やサービスはもちろん、ユーザーの経験も色濃く反映されるはず。

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 Vanaramaの予想はiPhoneのタッチパネルを彷彿とさせるダッシュボードや、ドライバーの好みに合わせて自由に位置を変えられるコントロールシステムなど。それらも特許に基づいている。

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我々が発見した中でも一番注目すべきAppleのアイデアは、特許EP2581248B1でした。それは従来のダッシュボードを徹底的に見直すものです。
 またウインドウとルーフが一体化したデザインのようにエッジや境界をあえて作らないシームレスな設計もAppleのアイデアだという。

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こうしたデザインはつねに変化するダッシュボードにぴったりだと思います。必要なもの以外はシンプルかつ見た目に心地よいというデザインはAppleらしいアプローチだと思います。
Siriのアップグレード版がお手伝い!?運転に関するアドバイスも提供 「インテリジェンスな自動アシスタント」のソフトウェアはおなじみSiriのアップグレード版になりそうだ。

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 このワンランク上のSiriは一般的な質問に応じるだけでなく、道路状況情報などの運転に関するアドバイスも提供。

 まだ見ぬ「AppleCar」にアレンジを加える機会を得たVanaramaは、スマートフォンのサイドボタンを意識した「iPhone風のドアハンドル」や、最近人気のマットホワイト塗装などを取り入れたそうだ。これがAppleCar?「ファンだけど買わない」「本物はきっと違う」という声も こうしたデザインについて車好きなネットユーザーからはいろいろなコメントが寄せられている。 この件に関する海外の反応は...
・Appleファンだけどこの車は買わないと思う。そもそもAppleブランドの車とか想像しにくい。

・もしその時期が来てもこの車は本物のAppleCarとかけ離れてるはず。Appleはいつも画期的で幾何学的な形を採用するから。

・いいね。ゾクゾクする!

・Googleマップもつけてほしい。

・中身は悪くないけど外見がひどい。Polestarっていうスウェーデンの車ブランドの製品のほうがずっと美しい。

・Google Carも作らないと!

・2062年の車かな。

・Appleで車は厳しいな…
 念のため言っておくがAppleがこれらすべての特許を実現するとは限らないので、このデザインも想像の域を出ない。

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 あくまでもVanaramaが温めているアイデアを盛り込んだバーチャルコンセプトカーとしてとらえてほしい。パーフェクトな自動運転機能を搭載?2025年に間に合うか? Apple CarがEVなのは時代の流れからしても当然だ。でも自動運転機能についてはどうなのか?

 アメリカ合衆国の大手総合情報サービス会社Bloombergの11月の報道によると、Apple Carの狙いは、ただのEVとして参入するのではなく、今までにない完全な自動運転機能でEV市場を飛躍的に発展させることだという。

 もしApple Carがパーフェクトな自動運転車としてデビューしたら、世界的なニュースになるに違いない。

 2021年もあとわずかだが、その計画が事実であれば2025年販売にこぎつけるのは難しいかも。ここはひとつ長い目で見守るべきかもしれないな。

References:designtaxi / autoevolution / bloomberg / forumなど /written by D/ edited by parumo

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