AIが生成したタロットカードが不気味すぎて怖い
 スウェーデンの音楽家で、AIの愛好家でもあるSupercomposite氏は、AIを使って新作タロットカードを作り出している。

 機械学習で生成されたAIメイドのオカルティックで不気味なタロットカードで、人類の運命を占ったらどんな結果になるのだろう?

 そもそも人類にこれらのカードの意味を解釈できるのだろうか?

その不気味さが癖になるAIが生成したタロットカード Supercomposite氏は、自身のTwitterにAIが自動生成したタロットカードを数日間にわたって投稿した。

 Supercomposite氏が使っているのは、Twitterユーザーのai.curio氏が昨年公開した「Looking Glass」というAIだ。

 あるタロットには、顔に穴の空いた人間のような人物が描かれている。また別のタロットには、血のような赤をまとった怪物のようなクリーチャーがいる。ぱっと見タロットカードに薄気味悪いほどそっくりで、それゆえに不気味な作品もある。
これは存在しないタロットカード。こうしたものを500点ほど生成したが、今後も続けるつもりだ。整理のかたわら、出来のよかったものをこのスレッドに投稿していく。
何かスピリチュアルなものに使えそうな予感 こうしたカードは現実には存在しないため、同氏は各カードの内容をシンプルに読み解いているが、不気味なイメージは何らかの1つの物体を完全に再現したものではなく、いくつもの解釈の余地がありそうだ。

 「骨の王(King of Bones)」と題されたカード  Twitterのユーザーは、独特の新しいカードに強烈な印象を抱いたようで、中には何かスピリチュアルなことに使えないかと考える人たちもいるようだ。

 「正直、占いにAIを使うのは、自分的には完全に理にかなっている。」というコメントもあった。

 タロットカードは今も進化を続けている芸術だ。それゆえに今日のタロットの利用者は、「モダン・ウィッチ・タロット」や「タトゥー・タロット」といった新しいデッキを採用し、そこに新しい意味を付け加えている。

 こうしたユニークなデッキは、利用者をより個人的なものと感じられるアートとスピリチュアルなメッセージに結びつけ、それゆえにより有用なものとなる。

 つまりAIが生成したタロットデッキは、現在のタロット愛好家にとってそう悪いアイデアではないのかもしれない。

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AIはアートと相性が良い? タロット作成に使われたAIは、他にも無数の興味深いアート作品を作り出している。

 一例をあげるなら、やたらとホラーテイストな『どうぶつの森』の住人などがある(もちろんゲームには登場しない)。
この”住民”は存在しない!
AIが次のように決めたよ。
名前はロビネット!
性格はオトナ系。
誕生日は5月2日(おうし座)
座右の銘は「住宅ローン」
 何かアート的な活動がしたいなら、AIを活用するのも手かもしれない。ネットを激震させる問題作?が生まれるかもだ。

References:AI Generates Haunting New Tarot Cards / written by hiroching / edited by parumo

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