
アメリカ人の男性旅行者2名が、メキシコで身も凍るような恐怖体験をした。
慣れない土地で道に迷ってしまった彼らは、細い道に入り込んでしまう。
後に武装した集団は麻薬密売組織のメンバーであることがわかる。だが、彼らは幸いにも無事に帰国できたようだ。
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Tourists terrified after encountering possible cartel during Mexico vacationメキシコで道に迷ったら武装集団が追ってきた! この映像は2020年2月のもので、メキシコを訪れていた、ローガン・ハワードさんとアーロン・ペイザントさんが経験した恐怖の出来事だ。
2人はともに野生生物写真家で、休暇を使ってアーロンさんの車でアメリカのアリゾナ州からメキシコのカンクンを目指していたそうだ。
2人は土地勘もないメキシコのタバスコ州で道に迷っていた。
舗装もない細い道に迷い込んでしまい不安に思っていたが、とりあえず直進を続けていた所、後ろから白い車が尾行しているようなのだ。
助手席のローガンさんは「怖がるほどのもんじゃないさ」と応じたがアーロンさんは「もし強盗がつけ狙ってたら?」という疑念が頭から離れなかった。
その直後。
間違いない!猛スピードで追ってきてるぞ!!
と気づいたときはもう遅かった。
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image credit:youtube
目の前に白いバンが急停車するのと武装した男性が降りて来くるタイミングはほぼ同時。あっという間に武装したメキシコ人らが車を囲み銃をつきつけてきた。
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そんな!ただ道に迷っただけでなぜこんな目に?
まさかこんなところで理不尽に命を奪われるなんて!!
が次の瞬間…
スペイン語とともに「ノープロブレム」という返事が!「わかったから安心しな」とでも言いたげに肩を叩いてくる人も。
幸いにも武装集団は2人を襲う気などはないらしい。あまりのことに気絶しそうになっていたローガンさんもすんでのところで息を吹き返した。
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だが油断はできない。
その後2人は彼らに自身の名やカンクンに観光に来たことなどを伝えて握手を交わすも、少し英語がわかるというメンバーにあらためて「殺さないで欲しい」と懇願を続ける。
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そこで映像は途切れてしまうのだが…無事に帰国していた2人。しかし車は現地に置いたまま なお投稿した事実からもわかるように、2人はそろって無事に帰国済みだ。
ただアメリカへは飛行機で帰ったとのこと。車でのメキシコ観光は危険と思い知った彼らは、話し合いの末、行きは一緒だったローガンさんの愛車をやむなくメキシコに置いてきたという。
楽しい旅の記録を残すため、車内にカメラを数台設置していた2人。
以下はそれからおよそ1年半後の2021年7月に投稿されたもの。当時を振り返って語る2人の動画だ。
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Mexico Vacation武装集団は麻薬密売組織のメンバーだったことが判明 2人によると、この武装集団は麻薬密売組織のメンバーだったという。
またアーロンさんの車の別のカメラがとらえていた武装集団の様子がこちら。次々と降りてきた人数は8人以上はいたそうだ。
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これを目の当たりにしたら殺されると思い込むのも無理ないというか、万一対応を誤ればその可能性もあったのではなかろうか。
なおカメラを見つけたメンバーの指示により撮影は中断したものの、後に2人は英語を片言で話すメンバーから事情を聴くことができたようだ。
実はこのグループは、この出来事の数時間前に地元の警官に呼び止められるなどしたため、機嫌が悪かったようで、迷い込んだ2人にも敵意がみなぎっていたらしい。ショックを受けるも置いてきた車と再会!今後は安全な旅を まさにとばっちりともいうべき迷惑千万な話だが、その後は何も手出しされなかったそうだ。
そしてリーダーらしき人物が、この先はつきあたりだから次の出口で右に行けと、言ってきたため、それに従って町に戻ってこれた。
アメリカ同様メキシコにも素晴らしい観光地があり、都市を少し外れると運転中に車ごと襲われたり殺されたり誘拐される凶悪事件も少くなくないという。
旅の前半は順調だった2人も、そうした治安のギャップに打ちのめされてショックを受けた。そして「置いてきた車もどうにか取り戻したい」と語っていた。が、そんな2人に朗報が舞い込んだ。
なんと今年1月末、ついに車を取り戻すことに成功したのだ!
アメリカのフロリダ州に到着したアーロンの愛車は案外きれいな状態で、さっそく2人で2年ぶりのドライブを楽しんだ。
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Reunited with our car
見知らぬ土地で迷っただけでいきなり武装集団に囲まれ、銃を突きつけつけられた事実。それは彼らにとって強烈な戦慄体験になった。
それでも命に奪われずに済み、車まで取り戻せた2人はすっかり上機嫌に。これからはトラブルに巻き込まれることなく安全に旅を楽しめますように。
というか銃社会アメリカに住んでいても、メキシコの武装集団は怖いようだ。
References:then24 / mexicodailypostなど /written by D/ edited by parumo
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慣れない土地で道に迷ってしまった彼らは、細い道に入り込んでしまう。
すると武装集団が乗る車が猛スピードで後を追いかけてきて、追いつくと、車を取り囲んで銃を突き付けたのだ。
後に武装した集団は麻薬密売組織のメンバーであることがわかる。だが、彼らは幸いにも無事に帰国できたようだ。
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Tourists terrified after encountering possible cartel during Mexico vacationメキシコで道に迷ったら武装集団が追ってきた! この映像は2020年2月のもので、メキシコを訪れていた、ローガン・ハワードさんとアーロン・ペイザントさんが経験した恐怖の出来事だ。
2人はともに野生生物写真家で、休暇を使ってアーロンさんの車でアメリカのアリゾナ州からメキシコのカンクンを目指していたそうだ。
2人は土地勘もないメキシコのタバスコ州で道に迷っていた。
舗装もない細い道に迷い込んでしまい不安に思っていたが、とりあえず直進を続けていた所、後ろから白い車が尾行しているようなのだ。
助手席のローガンさんは「怖がるほどのもんじゃないさ」と応じたがアーロンさんは「もし強盗がつけ狙ってたら?」という疑念が頭から離れなかった。
その直後。
間違いない!猛スピードで追ってきてるぞ!!
と気づいたときはもう遅かった。
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image credit:youtube
目の前に白いバンが急停車するのと武装した男性が降りて来くるタイミングはほぼ同時。あっという間に武装したメキシコ人らが車を囲み銃をつきつけてきた。
怪しいものではないとわかってくれたものの... 動転しながらとっさに手を上げ「お願いです!僕たちはただ…僕たちは…」と、英語で自分たちのことを必死に伝えようとするアーロンさん。隣のローガンさんはもう絶望の面持ちだ。
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そんな!ただ道に迷っただけでなぜこんな目に?
まさかこんなところで理不尽に命を奪われるなんて!!
が次の瞬間…
スペイン語とともに「ノープロブレム」という返事が!「わかったから安心しな」とでも言いたげに肩を叩いてくる人も。
幸いにも武装集団は2人を襲う気などはないらしい。あまりのことに気絶しそうになっていたローガンさんもすんでのところで息を吹き返した。
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だが油断はできない。
その後2人は彼らに自身の名やカンクンに観光に来たことなどを伝えて握手を交わすも、少し英語がわかるというメンバーにあらためて「殺さないで欲しい」と懇願を続ける。
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そこで映像は途切れてしまうのだが…無事に帰国していた2人。しかし車は現地に置いたまま なお投稿した事実からもわかるように、2人はそろって無事に帰国済みだ。
ただアメリカへは飛行機で帰ったとのこと。車でのメキシコ観光は危険と思い知った彼らは、話し合いの末、行きは一緒だったローガンさんの愛車をやむなくメキシコに置いてきたという。
楽しい旅の記録を残すため、車内にカメラを数台設置していた2人。
そのカメラが後にこんな場面をとらえることになるとは思いもよらなかったことだろう。
以下はそれからおよそ1年半後の2021年7月に投稿されたもの。当時を振り返って語る2人の動画だ。
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Mexico Vacation武装集団は麻薬密売組織のメンバーだったことが判明 2人によると、この武装集団は麻薬密売組織のメンバーだったという。
またアーロンさんの車の別のカメラがとらえていた武装集団の様子がこちら。次々と降りてきた人数は8人以上はいたそうだ。
[画像を見る]
これを目の当たりにしたら殺されると思い込むのも無理ないというか、万一対応を誤ればその可能性もあったのではなかろうか。
なおカメラを見つけたメンバーの指示により撮影は中断したものの、後に2人は英語を片言で話すメンバーから事情を聴くことができたようだ。
実はこのグループは、この出来事の数時間前に地元の警官に呼び止められるなどしたため、機嫌が悪かったようで、迷い込んだ2人にも敵意がみなぎっていたらしい。ショックを受けるも置いてきた車と再会!今後は安全な旅を まさにとばっちりともいうべき迷惑千万な話だが、その後は何も手出しされなかったそうだ。
そしてリーダーらしき人物が、この先はつきあたりだから次の出口で右に行けと、言ってきたため、それに従って町に戻ってこれた。
アメリカ同様メキシコにも素晴らしい観光地があり、都市を少し外れると運転中に車ごと襲われたり殺されたり誘拐される凶悪事件も少くなくないという。
旅の前半は順調だった2人も、そうした治安のギャップに打ちのめされてショックを受けた。そして「置いてきた車もどうにか取り戻したい」と語っていた。が、そんな2人に朗報が舞い込んだ。
なんと今年1月末、ついに車を取り戻すことに成功したのだ!
アメリカのフロリダ州に到着したアーロンの愛車は案外きれいな状態で、さっそく2人で2年ぶりのドライブを楽しんだ。
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Reunited with our car
見知らぬ土地で迷っただけでいきなり武装集団に囲まれ、銃を突きつけつけられた事実。それは彼らにとって強烈な戦慄体験になった。
それでも命に奪われずに済み、車まで取り戻せた2人はすっかり上機嫌に。これからはトラブルに巻き込まれることなく安全に旅を楽しめますように。
というか銃社会アメリカに住んでいても、メキシコの武装集団は怖いようだ。
References:then24 / mexicodailypostなど /written by D/ edited by parumo
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