長さ3メートル。動物界最大の男性器を持つのはシロナガスクジラ
 ジャングル最強の動物は? 地上最速の動物は? 野生のドキュメンタリー番組が好きな人なら、こうしたことを熱く語らないではいられない。

 そして私が常々気になっていたのは、動物界最大のイチモツの持ち主である。ネットに相談したらすぐに分かった。英語版ではその項目でウィキペディアがあったということは、外国のお友達も気になっていたということだろう。

 で、やはりそれは体の大きさと比例していたようで、現存する動物の中では最大であるシロナガスクジラだったことが判明。その長さはなんと2.4~3メートルだ。ちょっともう想像がつかない。

ギネス記録にも登録されている世界最長の男性器を持つ動物 シロナガスクジラは動物界で最大のイチモツを持っている。平均陰茎の長さは2.5から3メートル、直径は30から36センチメートルcm。人間なんて直径だけで長さが半分にも及ばないレベルである。

 そしてそれは「ギネス世界記録」にも認定済みだ。

[画像を見る]

アイスランドペニス博物館に展示されているシロナガスクジラの男性器のはく製 / image credit:Richard Gould / WIKI commons CC BY 2.0

 それもそのはず。シロナガスクジラは地球上最大の動物だ。体重150トン、全長32メートルに達する。その巨体はバスケットボールのコートに匹敵し、心臓はゴルフ上のカートほどもあるのだ。  各パーツのサイズが体の大きさに比例するのならば、イチモツも大層ご立派であることは想像に難くない。昔の人がそれを海の怪物、シーサーペントと見間違えたという説もあるくらいだ。 では地上で一番大きいイチモツの持ち主は? 陸上動物で最大のイチモツの持ち主は「ゾウ」である。長さは1.8メートルある。鼻もイチモツも長いわけだ。

 もちろんゾウは体が大きいのだから、当然かもしれない。イチモツの単純な大きさではなく、体の比率という視点から見てみれば、巨根王の栄冠は「フジツボ」の頭上に輝く。そのイチモツは、体長の8倍にまで伸びるのだ。

[画像を見る]

image credit: Barazandeh et al, Biology Letters.

いちもつ豆知識 大きさよりも機能が重要だ! というのなら、「ワニ」はどうだろう。その勃起は衰え知らずの精力絶倫さである。

 そして面白いのは「ナメクジ」だ。マダラコウラナメクジのイチモツは頭から生えていて、それを絡ませて交尾をする。

[動画を見る]

The amazing mating of leopard slugs

 更にミツバチのオスの場合は悲惨だ。交尾の後、ペニスの先が裂け睾丸が破裂し、腹部が切断され、地面に倒れてほとんどが死んでしまう。

 女王蜂との交尾が唯一の目的なので、この残酷な切断を生き延びたとしても巣から追い出される。

 とても恐ろしいが、ミツバチの破壊的な交尾は、ペニスの先端が女王に残り、他のオスが女王と交尾するのを阻止し、彼の遺伝物質が受け継がれるため、進化的に理にかなっていると考えられている。

References:The Blue Whale Can Weigh Up to 330,000 Pounds—And Has the Biggest Penis in the Animal Kingdom / written by hiroching / edited by parumo

画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。
編集部おすすめ