リアル逃走中。すぐそばの車の後ろに隠れた窃盗犯に気が付かない警官たちの右往左往
 これはバラエティー番組の企画とかではなく、アメリカで実際に起きたリアル「逃走中」の現場だ。犯人が隠れている青い車の付近でパトカーを止め、周辺を探している警官らだが、そこにいることに気が付かない。


 「違う!そっちじゃない!その車の後ろだ!」と叫んでいるのは、上空からこの逃亡劇を撮影し、生中継したテレビ局のニュースキャスターだ。

 最終的に犯人のいる場所に気がついて逮捕されたが、そのやり取りがまさにリアル「逃亡中」。ではその一部始終を見てみよう。

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'Come on guys! He's right there!': Pursuit suspect tries to evade LAPD 車の窃盗犯を追い詰めるも、隠れている場所がわからない 3月11日午前8時過ぎ、カリフォルニア州ロサンゼルスで盗難車の通報を受けた警察は、盗まれたシルバーの4ドア中型車を特定し、カーチェイスを開始。

 窃盗犯は無謀な運転を続け、少なくとも2台の車と接触事故を起こし、別の車に追突した。フロントバンパーをひどく損傷したまま走り続けた。

 窃盗犯はその後、交通量の多い交差点で別の車両と衝突し、車から降りて近くの路地に逃げ込み、駐車していた青い車の後ろに隠れて横になった。

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 その様子は現場上空から撮影を行っていた生中継中のテレビ局「SkyFOX」のカメラにとらえられていた。

 警官らは、犯人が隠れている車のすぐそばにパトカーを止め、隠れている車のそばにパトカー2台を止め、周辺を探し始める。

 ところが、すぐそこに犯人がいるのに全く気が付かず、スルーして別の方向を探し始めたのだ。

 犯人の場所が分かっているニュースキャスターは 「オーマイガー!おまわりさんこっち!その青い車だ!」と大きな声を上げるも、当然この声が聞こえるはずもなく、右往左往する警官たち。

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 すぐそこにいるのに、気が付かない警官たち。
「そう、そこ、そこだ!あっ!アンビリーバボー!誰か彼らに教えてあげてくれ!」と興奮するキャスター。

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 だがようやく1人の警官が車の下をのぞき込み、犯人が隠れているのを発見。1分間のかくれんぼタイムはようやく終焉を迎えたようだ。

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 灯台下暗しという言葉があるように、探しているものって案外近くにありすぎて、気が付かないことってあるよね。おまわりさんでもそんなトラップに引っ掛かってしまうこともあるようだ。

 リアル「逃走中」の結末は無事逮捕に終わったけど、最後にがっつり銃を突きつけられているあたりが、本物の迫力を物語っている。

References:'Come on guys! He's right there!': Pursuit suspect tries to evade LAPD by laying next to vehicle parumo

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