ウクライナからの避難者を積極的に受け入れるアイルランドでは、避難者たちが連れてくるペットの受け入れ体制も農業省主導の元、万全に整えている。
現在既に2万5000人近くの避難者を迎え入れており、避難者が連れてきた600匹以上のペットも受け入れたそうだ。
ペットを連れた避難者を積極的に受け入れるアイルランド アイルランドのチャーリー・マコナローグ農業大臣は、ウクライナからの避難者を受け入れるにあたって、彼らとそのペットのための門戸開放政策を継続することを約束した。
既に、ウクライナから2万5000人近くの避難者を受け入れているアイルランドには、485人の飼い主とともに、333匹の犬と285匹の猫も受け入れた。
アイルランドは、常に思いやりを持つ国であることを示してきました。私たちは、助けを必要とする人々に手を差し伸べることに尽力しています。(マコナローグ農業大臣)
ペットの健康診断を厳守した上で安全に共に暮らせる取り組み アイルランド農業省は、ペットの到着手続きを行い、すべての動物たちの健康が遵守されていることを確認する責任を負っている。Figures show 333 dogs and 285 cats have travelled to Ireland with their owners, in addition to a number of smaller household petshttps://t.co/0mgJtxrlZq
— WLR (@wlrfm) April 20, 2022
ペットを連れてきた避難者は必ず事前に農業省に届け出なければならない。また、同省では、過去の診察記録など、ペットに関する書類をできるだけ多く持参するよう求めている。
アイルランドに到着したペットはすべて獣医の診察が義務付けられている。マイクロチップの埋め込み、条虫の治療、狂犬病予防接種も必要に応じて実施される。
ペットには検疫期間が必要となる。だが、飼い主が滞在する避難先の地域で行われるため、慣れない土地で飼い主とペットが会えずに離れ離れになるということはない。
検疫に関する情報は、全てウクライナ語で提供されているという。
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私たちは、避難者ができるだけストレスなくアイルランドに移住し、新しい生活を始められるよう援助する必要がありますとドニゴール州首相は述べた。
ペットは大切な家族の一員だ。自国から離れることを余儀なくされた避難者が少しでも早く外国での暮らしに慣れる為にも、ペットの存在は重要な役割を果たしている。
とは言えアイルランドに疫病を持ち込ませるわけにはいかない。
そこで国外から来るペットの病気のリスクを減らすための処置をきっちり行った上で、ペットが飼い主が一緒に安全な場所で暮らせるよう、可能な限りストレスの少ない方法で、新しい生活をはじめられるように体制を整えている。
References:Hundreds of pets have made Ireland their home with Ukrainian refugees/ written by Scarlet / edited by / parumo
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