
まさかの雷による一撃必殺クリティカルヒット。一番ほっとする憩いの場がピンポイントで爆破された日にゃ逃げ場も何もありゃしない。
実はこれ今月初めアメリカのご家庭で起きためずらしい落雷事故だという。
そこに爆弾でもあったのか?と思うほど、黒焦げの粉々になったトイレの残骸。屋内でも起こりうる悪夢のようなトイレ爆発事例に迫ってみよう。
落雷で爆発!黒焦げでバラバラなトイレの残骸 この事故は今月4日の夜、雷に見舞われていた米オクラホマ州のアパートで発生した。
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image credit:facebook
「いきなりトイレが爆発した!」との通報を受け、急きょ現場に駆けつけた消防隊が見たものは、黒く焼け焦げバラバラに砕け散ったトイレの残骸だった。
確かに爆発としかいいようのない無残な光景。ただ幸いにも負傷者はおらず、その被害のほとんどが全壊に等しいトイレに集中していた。
[動画を見る]
事故に対応したオクマルギー消防署によると、日ごろ何気に使ってるトイレに起きた恐ろしい現象は、雷によるものだという。
アパートに落ちた雷が金属の排気口をつたって何の落ち度もないトイレを木っ端みじんにしたというのだ。浄化槽付近の落雷でトイレが爆発した事例も 実はこうしたトイレの爆発例はこれが初めてではない。けっして頻繁ではなくまれな事例だがアメリカでは数年に一度ほどの頻度で報告されているそうだ。
カラパイアでもお伝えしたが、2019年8月にアメリカのフロリダ州シャーロット郡の住宅で起きたトイレ爆発事故がある。
フロリダ州の事故動画より。爆発で割れたトイレの残骸
[画像を見る]
雷雨の日の朝、まだ寝ていた住人ワードさんが突然の衝撃でベッドから放り出され、ふと浴室に目をやると吹き飛ばされてバラバラになったトイレの残骸が床に転がっていたという。
めちゃくちゃになった部屋の掃除を手伝った配管業者の話では、おそらくこの家の浄化槽の付近の落雷でうんちっちのメタンガスが引火、それが導火線のごとく配管をつたってトイレが爆発した可能性があるという。
浄化槽のそばにあった落雷の痕跡
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なお色んな意味でひどい目にあったワードさん宅では雷雨の時はトイレに近づかないという新たなルールができたという。
その業者は「こんな爆発は人に雷が落ちる確率と同じくらいめったにない」と言っていたそうだが、いくらレアでも実際に経験した者にとってはトラウマ同然になるもよう。
フロリダ州の住宅で起きたトイレ爆発事故
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Bathroom blast: Lightning strike explodes toilet今回はまず屋根に落雷?天井の排気口からトイレの水にヒットか 一方オクラホマ州のトイレの爆発も落雷が原因とみられるが、そのルートは異なるという。
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オクマルギーの消防士の見立てによると、最初に雷が落ちたのはアパートの屋根だったが、そこから金属製の排気口をつたってこの部屋のトイレの水にヒット、その反応でトイレの便器が吹き飛ばされたという。
トイレの天井の排気口は黒焦げ
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またこの雷はトイレだけでなく、照明経由で屋根裏にも小さな火災を引き起こしたが、すぐに署員が消火したそうだ。雷雨の時に水の使用は危険?あらゆる配管を避けよという忠告も 雷が配管設備をつたう事例があることは専門家も認めている。
そのためアメリカの国立気象局やアメリカ疾病予防管理センターCDCも、雷雨の時にシャワーや入浴だけでなく食器洗いもしないようアドバイスしているそうだ。
どちらの機関もトイレについては具体的に触れていないが、雷雨の時に「あらゆる配管を避けること」というアドバイスは共通しており、特にCDCは嵐の時は「すべての水」を避けるよう述べている。
雷の日も家の中なら大丈夫!と思いきや、避難にマストなトイレがいきなり爆発とかハリウッド映画にもなさげなピンチだがこれ日本の住宅でもありうることなのか?
とりあえずめったにないという言葉を念頭におきつつ、荒天の日は気をつけることにしようそうしよう。
References:newsnationnow / klfy / facebookなど /written by D/ edited by parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
実はこれ今月初めアメリカのご家庭で起きためずらしい落雷事故だという。
そこに爆弾でもあったのか?と思うほど、黒焦げの粉々になったトイレの残骸。屋内でも起こりうる悪夢のようなトイレ爆発事例に迫ってみよう。
落雷で爆発!黒焦げでバラバラなトイレの残骸 この事故は今月4日の夜、雷に見舞われていた米オクラホマ州のアパートで発生した。
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image credit:facebook
「いきなりトイレが爆発した!」との通報を受け、急きょ現場に駆けつけた消防隊が見たものは、黒く焼け焦げバラバラに砕け散ったトイレの残骸だった。
確かに爆発としかいいようのない無残な光景。ただ幸いにも負傷者はおらず、その被害のほとんどが全壊に等しいトイレに集中していた。
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事故に対応したオクマルギー消防署によると、日ごろ何気に使ってるトイレに起きた恐ろしい現象は、雷によるものだという。
アパートに落ちた雷が金属の排気口をつたって何の落ち度もないトイレを木っ端みじんにしたというのだ。浄化槽付近の落雷でトイレが爆発した事例も 実はこうしたトイレの爆発例はこれが初めてではない。けっして頻繁ではなくまれな事例だがアメリカでは数年に一度ほどの頻度で報告されているそうだ。
カラパイアでもお伝えしたが、2019年8月にアメリカのフロリダ州シャーロット郡の住宅で起きたトイレ爆発事故がある。
フロリダ州の事故動画より。爆発で割れたトイレの残骸
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雷雨の日の朝、まだ寝ていた住人ワードさんが突然の衝撃でベッドから放り出され、ふと浴室に目をやると吹き飛ばされてバラバラになったトイレの残骸が床に転がっていたという。
めちゃくちゃになった部屋の掃除を手伝った配管業者の話では、おそらくこの家の浄化槽の付近の落雷でうんちっちのメタンガスが引火、それが導火線のごとく配管をつたってトイレが爆発した可能性があるという。
浄化槽のそばにあった落雷の痕跡
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なお色んな意味でひどい目にあったワードさん宅では雷雨の時はトイレに近づかないという新たなルールができたという。
その業者は「こんな爆発は人に雷が落ちる確率と同じくらいめったにない」と言っていたそうだが、いくらレアでも実際に経験した者にとってはトラウマ同然になるもよう。
フロリダ州の住宅で起きたトイレ爆発事故
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Bathroom blast: Lightning strike explodes toilet今回はまず屋根に落雷?天井の排気口からトイレの水にヒットか 一方オクラホマ州のトイレの爆発も落雷が原因とみられるが、そのルートは異なるという。
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オクマルギーの消防士の見立てによると、最初に雷が落ちたのはアパートの屋根だったが、そこから金属製の排気口をつたってこの部屋のトイレの水にヒット、その反応でトイレの便器が吹き飛ばされたという。
トイレの天井の排気口は黒焦げ
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またこの雷はトイレだけでなく、照明経由で屋根裏にも小さな火災を引き起こしたが、すぐに署員が消火したそうだ。雷雨の時に水の使用は危険?あらゆる配管を避けよという忠告も 雷が配管設備をつたう事例があることは専門家も認めている。
そのためアメリカの国立気象局やアメリカ疾病予防管理センターCDCも、雷雨の時にシャワーや入浴だけでなく食器洗いもしないようアドバイスしているそうだ。
どちらの機関もトイレについては具体的に触れていないが、雷雨の時に「あらゆる配管を避けること」というアドバイスは共通しており、特にCDCは嵐の時は「すべての水」を避けるよう述べている。
雷の日も家の中なら大丈夫!と思いきや、避難にマストなトイレがいきなり爆発とかハリウッド映画にもなさげなピンチだがこれ日本の住宅でもありうることなのか?
とりあえずめったにないという言葉を念頭におきつつ、荒天の日は気をつけることにしようそうしよう。
References:newsnationnow / klfy / facebookなど /written by D/ edited by parumo
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