転生したらイーロン・マスクだった?ニコラ・テスラとの不気味すぎる共通点
 世界一の富豪である実業家イーロン・マスク。スペースXで人類の火星進出を目指し、ニューラリンクで人類とコンピューターとの融合を目指す彼は、まるでSF世界を現実にしようとしているかのようだ。


 彼のビジョンを語る上で忘れていけないのは、化石燃料で走る車の電動化シフトを推し進めているテスラ社だ。

 この社名は天才発明家ニコラ・テスラにちなんだものだが、マスクとテスラには不気味なほどの共通点が見られる。

 はたしてこれは偶然の一致なのか? それとも人類の進歩に貢献する定めを背負った人間に共通する”兆候”なのだろうか?それとも転生した、とでもいうのだろうか?あるいは2人とも異星人が関与している、とでも?

イーロン・マスクとニコラ・テスラの共通点 偶然なのか、それとも必然なのか?イーロン・マスクニコラ・テスラ、生まれた時代が100年違う二人の天才には、これだけの共通点がある。
1. 南アフリカで生まれたマスクと、クロアチアで生まれたテスラ、どちらも米国に移住後に成功を収めている。

2. どちらも「かに座」生まれ

3. どちらも4人きょうだい

4. どちらも父親との関係が悪かった

5. どちらも子供時代にいじめられた

6. どちらも人類に貢献したいと願っている

7. どちらも物理学が好き。マスクは”真実”に取り憑かれたことを認めており、宇宙の本質を解き明かす鍵は物理学であると信じている

8. 若きマスクは読書が好きで、本への造詣が深かった。一方、テスラも「何よりも本が好きだった」と述べている

9. マスクは、テスラ社の工場で従業員に混ざって床で寝ていたと認めている。2017年から19年は彼にとって生き地獄だったそうだ。その一方、テスラ社が潰れないよう「やるべきこと」をやったとも語っている

テスラもまた苦境に立たされたことがある。彼の場合、J.P.モルガンがウォーデンクリフ・タワー(電波塔)への出資をやめたことで敗北。同プロジェクトは1906年頓挫した

11. テスラは映像記憶を持つ天才だった。マスクのIQは150、天才の部類に入る

12. テスラはひたすら仕事をし、助手といる以外はいつも独りだった。
マスクも疲労困憊するまで長時間仕事をすると語っている。しかも大抵は独りでやるという


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ニコラ・テスラ、ラボラトリーでの実験風景 image credit:public domain/wikimedia
人類に貢献する人間の特徴なのか? このような二人のシンクロは偶然だろうか? それとも人類をより持続可能な存在へ進歩させる宿命を背負った人間の兆候なのだろうか?

 だがマスク自身は、テスラよりもエジソンが好きだという。エジソンがきちんと製品を開発したのに対して、テスラは市場に出せる製品を作っていないことが理由だそう。

 だが、これはマスクの勘違いだ。

 今日、我々が享受するテクノロジーの大部分は、ニコラ・テスラの恩恵を受けている。彼の発明・貢献・予測が、現代生活のあらゆるところに入り込んでいるのだ。

 リモコン、ネオン、蛍光灯、無線通信、コンピューター、スマホ、レーザー、レントゲン、ロボット、そして世界中の家電製品が利用している交流など、これらはどれもテスラの科学的貢献の賜物だ。

 いくつもの類似点にもかかわらず、マスクがテスラに匹敵するほどの業績を残せるのかどうかはわからない。それはテスラが語ったように、未来の人たちが評価することだ。

 「未来に真実を語らせよう。そして人を仕事と成果で評価するようにしよう。現在は彼らのものだ。
私が懸命に尽くしてきた未来は、私のものだ」

References:An Uncanny Coincidence? The Parallels of Tesla and Musk | by L. Sydney Fisher, M.Ed. | The PARA Scope | Apr, 2022 | Medium / written by hiroching / edited by / parumo

追記(2022/06/21)本文の誤字を訂正して再送します。

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