
この映像は1896年から1906年の間に、フランスのノルマンディーにあるエトルタとルトレポールのビーチで撮影されたものだという。
AI技術を駆使し、カラー化したことでより臨場感が溢れている。
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A Day at the Beach 1899 AI Enhanced Film 4k 60 fps1900年前後のフランスの海水浴場の様子 鉄道技術の普及により、上流階級では列車を利用したバケーションが盛んとなっていた時代である。
20世紀の変わり目のフランスにタイムスリップすると、海水浴に向かう人々の様子は今とかなり異なっていることがわかる。
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当時はまだ、肌を露出する今の水着のようなものは不適切だとされていた
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当時の女性はブルマー、ストッキング、スリップ、ウールのドレスなど、何枚もの服を着て海水浴に出かけていた。男性もスーツ姿、子どもたちはセーラー服のようなものを着用している。
、海水箱・車付きの小屋bathing machineに乗って波打ち際まで従者に引いてもらい水浴したそうで、やはりまだ人前で肌を晒す海水浴はいろいろ抵抗があったことや、富裕な層でないと楽しめなかった時代なのかと思われます。(日本では、海水箱・車付きの小屋はなかったようですが、休憩所や海の家的なものが早くからあったようです)
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浜辺には円形のテント小屋のようなものが設置され、ここで暑さをしのいだり、水に入る用の衣服に着替えたりしていたようだ。
この小屋は下に車輪を付けて移動することができるそうで、当時の水着に着替えた女性は、小屋ごと水面まで移動し、水から上がることができたという。
以下の映像の一部は、これらの小屋の一部を固定した状態で撮影したものだそうだ。
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100年以上前の海水浴の様子は今と趣がまったくことなるし、まだ上流階級の遊びだったようだ。
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歴史は繰り返すというけれど、水着がこの時代のように変わる未来が来るのだろうか?当時の夏の暑さがどれほどなのかはわからないが、年々猛暑が激しくなっている今、見ているだけで体温が5度くらい上がりそう。
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written by parumo
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