雪の斜面を高速で走る、世界一危険な自転車競技「ダウンヒルレース」で数百人の衝突事故
 マウンテンバイクで急斜面のコースを高速で下るダウンヒルレースは、世界で最も危険なエクストリームスポーツの1種だ。

 フランスのスキー場で毎年開催される「マウンテン オブ ヘル(Mountain of Hel)」はその名の通り地獄の山だ。
急こう配の雪山を滑るようにして走る。

 かつてこのレースで、数百人のライダーが衝突する大惨事が起きた。数人のライダーが転倒したのをきっかけに、玉突き事故のごとく、あっという間に大勢ライダーが道連れとなったのだ。

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Bikers Slide Down Mountain of Hell!ダウンヒルレースで数百人が転倒 フランス、のレ・デュー・アルプスキー場では毎年6月末~7月頭頃にダウンヒルレース「マウンテン オブ ヘル(地獄の山)」を開催している。

 世界中から集まったライダーたちは、文字通り地獄の山で、凍った山を急降下していく過酷で危険な競技である。

 2012年の開催時、数百人のライダーが衝突する事故が発生した。氷に覆われる斜面を駆け下りる途中、1名のライダーが転倒。

 そのライダーと接触したライダーが転倒し、次から次へとライダーたちが巻き込まれ、巨大な人の山となったのだ。

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 坂を下りながら、絡まった大量の自転車が道を塞いでいるのを見て、焦ってフォームを崩したライダーも多かったことだろう。自分がこの衝突の一端を担うことになると思うと、さぞや恐ろしかったに違いない。

 だが幸いなことに、この時は奇跡的に誰も大きな怪我をしなかったそうだ。

written by parumo

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