
今月初めSNSでシェアされたある動画がユーザーを困惑させている。それはオオカミともキツネともつかない足の長い動物がのんびりと道を横切る様子をとらえたもの。
二度見するほどロングな足は黒色で、鼻先や首のうしろも同様に黒い。一方で垂れた尾やのど元あたりは白いなど、ところどころにコントラストがうかがえる。
体色や細い足、シャープな顔立ちはキツネっぽいが、そのわりに大柄でがっしりとした体つき。特にたくましげな肩のあたりはオオカミのようでもある。
さては新種?いや巧妙な創作だろうとの疑惑もふくめ、ユーザーを混乱の渦にまきこんだ謎生物。その正体は?
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Maned Wolf!(read description to learn more)キツネなのかオオカミなのか足の長い奇妙な動物道路沿いの木の背後からおもむろに現れた奇妙な動物。え、キツネ?いやキツネにしては大きすぎっ…てか足ながっ!
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ちょくちょく立ち止まりながらこちらを見るわりに、けっこうのんびりと道路を横切っていく謎の動物。よく見ると背中や肩はガッチリ系でオオカミっぽい。
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最後は道を渡って去っていったが一体何者なんだろう?その正体は、美脚で知られるタテガミオオカミ カラパイアを見ているお友達ならすぐに分かったかもしれない。二度見するほどロングな足でピンと来た人もいるだろう。
この動物は美脚で知られているイヌ科タテガミオオカミだ。
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ブラジルやアルゼンチンなど南米大陸の一部に生息するタテガミオオカミ(英名:Maned Wolf 学名:Chrysocyon brachyurus クリュソキュオン・ブラキュウルス)は、イヌ科タテガミオオカミ属に分類される。
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体長は頭から胴までが120~132cm、尾の長さは28~45cmで、体重20 ~ 23kg。長い足を含む肩までの高さはおよそ72 ~90cmだそう。
なお本種は南米大陸に生息するイヌ科の中では最大種になるそう。顔や色はキツネ寄り。ロングな足は本物! ただ顔や体色などは見たとおりのキツネ寄り。
子どもかな?下あごは最初から黒いみたいね
以下はブラジルの修道院「サンチュアリオ・ド・カラサ」に現れたタテガミオオカミ。この時間帯に出るのはめずらしいそう。
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Maned wolf in Brazil
なお害獣とはいえワシントン条約掲載の規制対象動物であり、年々レアな生物となりつつあるタテガミオオカミへの認識は徐々に変化しており、場所によっては保護活動も盛んになっている。
参考:アメリカのオオカミ保護施設にいるタテガミオオカミ
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Lucky the Maned Wolf Going On a Walk with Keeper Rachel
一部では「南米ときたらチュパカブラ」「まずコラを疑うやつ」「RPGに出てきそう」「キツネの幻獣」かなんて声も上がったそうだがとりあえず実在するので安心してほしい。
にしても持て余し気味にも見えるスリムな美脚少しわけてくれないかしら。
References:unexplained / ndtv / wikipedia / youtubeなど /written by D/ edited by parumo
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二度見するほどロングな足は黒色で、鼻先や首のうしろも同様に黒い。一方で垂れた尾やのど元あたりは白いなど、ところどころにコントラストがうかがえる。
体色や細い足、シャープな顔立ちはキツネっぽいが、そのわりに大柄でがっしりとした体つき。特にたくましげな肩のあたりはオオカミのようでもある。
さては新種?いや巧妙な創作だろうとの疑惑もふくめ、ユーザーを混乱の渦にまきこんだ謎生物。その正体は?
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Maned Wolf!(read description to learn more)キツネなのかオオカミなのか足の長い奇妙な動物道路沿いの木の背後からおもむろに現れた奇妙な動物。え、キツネ?いやキツネにしては大きすぎっ…てか足ながっ!
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ちょくちょく立ち止まりながらこちらを見るわりに、けっこうのんびりと道路を横切っていく謎の動物。よく見ると背中や肩はガッチリ系でオオカミっぽい。
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最後は道を渡って去っていったが一体何者なんだろう?その正体は、美脚で知られるタテガミオオカミ カラパイアを見ているお友達ならすぐに分かったかもしれない。二度見するほどロングな足でピンと来た人もいるだろう。
この動物は美脚で知られているイヌ科タテガミオオカミだ。
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ブラジルやアルゼンチンなど南米大陸の一部に生息するタテガミオオカミ(英名:Maned Wolf 学名:Chrysocyon brachyurus クリュソキュオン・ブラキュウルス)は、イヌ科タテガミオオカミ属に分類される。
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体長は頭から胴までが120~132cm、尾の長さは28~45cmで、体重20 ~ 23kg。長い足を含む肩までの高さはおよそ72 ~90cmだそう。
— Semi Regular Maned Wolf Pics (@ManedWolfDay) December 22, 2020大きさでいえば一般的なキツネよりも大きく、一般的なオオカミの体重(25~50kg)よりも軽め。ということは体格は華奢であしながのオオカミみたいな感じだろうか。
なお本種は南米大陸に生息するイヌ科の中では最大種になるそう。顔や色はキツネ寄り。ロングな足は本物! ただ顔や体色などは見たとおりのキツネ寄り。
— Semi Regular Maned Wolf Pics (@ManedWolfDay) December 7, 2020ベースは赤茶色。尾や耳の中、喉元あたりは白く、足と首の後ろやマズルのあたりは黒色。特に首の後ろの毛が長くたてがみのようになることからタテガミオオカミの名が付いたそう。そのコントラストは成長につれはっきりしてくるそうだ。
子どもかな?下あごは最初から黒いみたいね
— Semi Regular Maned Wolf Pics (@ManedWolfDay) December 9, 2020そして一番気になるロングな足は加工ではなく本物で、背の高い茂みを歩くのにちょうど良い長さなんだそう。
— Semi Regular Maned Wolf Pics (@ManedWolfDay) January 11, 2021ポーズによってはかぎりなくキツネっぽい
— Semi Regular Maned Wolf Pics (@ManedWolfDay) February 19, 2021幼少期はほんとキツネそっくりなんだな
— Semi Regular Maned Wolf Pics (@ManedWolfDay) December 17, 2020現地では害獣も個体数は減少で保護の動きも そんなタテガミオオカミは小型哺乳類と果実好む家畜を雑食性で、草原や森林、湿地などに生息。日中よりも夜に活動する傾向にある。
— Semi Regular Maned Wolf Pics (@ManedWolfDay) January 4, 2021こうした習性から現地においては家畜を襲う害獣という位置付けだが、人間の活動により住処を失いつつあるうえ、俊足なのに立ち止まってしまう習性を利用した狩りや駆除により個体数が減っており、かつての生息地の一つウルグアイでは絶滅したと考えられている。
以下はブラジルの修道院「サンチュアリオ・ド・カラサ」に現れたタテガミオオカミ。この時間帯に出るのはめずらしいそう。
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Maned wolf in Brazil
なお害獣とはいえワシントン条約掲載の規制対象動物であり、年々レアな生物となりつつあるタテガミオオカミへの認識は徐々に変化しており、場所によっては保護活動も盛んになっている。
参考:アメリカのオオカミ保護施設にいるタテガミオオカミ
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Lucky the Maned Wolf Going On a Walk with Keeper Rachel
一部では「南米ときたらチュパカブラ」「まずコラを疑うやつ」「RPGに出てきそう」「キツネの幻獣」かなんて声も上がったそうだがとりあえず実在するので安心してほしい。
にしても持て余し気味にも見えるスリムな美脚少しわけてくれないかしら。
References:unexplained / ndtv / wikipedia / youtubeなど /written by D/ edited by parumo
『画像・動画、SNSが見れない場合はオリジナルサイト(カラパイア)をご覧ください。』
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