転んでも転んでも、何度でも立ち上がる。象の赤ちゃんが自分の力で歩き出そうとする感動の瞬間
 生まれたばかりの象の赤ちゃんが自分の力で必死に歩き出そうとしている。なかなかバランスが取れずに、一歩踏み出すと転び、また立ち上がるも転んでしまう。

 それでも子象はあきらめない。母親たちにやさしく見守られながら、その小さな足で必死に大地を踏みしめようとする。

生まれたばかりの赤ちゃん象が踏み出す最初の一歩 象は地球上で最も大きくて賢い動物の一種だ。だが、彼らは生まれたときから大きいわけではない。小さくてか弱い存在だ。

 象の赤ちゃんは生まれてすぐに立ち上がることができる。これは彼らが野生で生き残るために必要な能力だ。

 しかし、歩くとなるとその過程はそう単純なものではない。赤ちゃんとはいえ、体重が100キロ以上もあるし、足がまだ不安定な状態だし、土を踏むのも初めてだ。

 だが一刻も早く、母親や仲間について歩くことができないと捕食者に狙われてしまう。彼らは生まれてすぐに必死に自分の力で歩こうとするのだ。

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 なかなかうまくバランスが取れず一歩歩くたびに転んでしまう。でも弱音は吐かない、諦めない。何度も何度でも立ち上がり、近くで見守っている母親たちのもとに近づいていこうとする。

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 赤ちゃんは、母親の足や尾を目印にしながら前に進もうとする。その姿はとても感動的で、画面越しから「がんばってー!」と応援したくなる。 母親の愛情に支えられ、勇気をもって歩き出す 最初の一歩を踏み出した象の赤ちゃんは、まだ歩くスピードも遅く、斜面や泥沼などの障害物の歩き方を学びながら、どんどん自分の力で歩けるようになり、母親たちと一緒に移動することができるようになる。

 その間母親は、愛情深く赤ちゃんを見守り続ける。優しく舐めたり鼻で押したりして励ましてくれることで、赤ちゃんは勇気をもって立ち上がり続けることができるのだ。

 以下の動画では上の動画のワンシーンを含む、象の赤ちゃんの最初の一歩の映像がまとめられている。

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Newborn Elephant first step | Adorable baby elephant videos | Nature and Wildlife

 象の赤ちゃんは、歩けるようになると、仲間と触れ合うことを学んでいく。これは、彼らが社会的な動物であることを示すものだ。

 象は家族や仲間と強い関係を築きあげることのできる、賢くて、感情豊かな動物だ。彼らは互いに助け合い、仲間同士で子育ても共同で行う。

 群れの赤ちゃんはみんなの赤ちゃんとなり、野生で生きることができるよう時に厳しく指導していくそうだ。

written by parumo

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